1950年代から70年代にかけて人気を博したフランスのセックス・シンボル的女優で、BB(ベベ)の愛称で一世を風靡したブリジット・バルドーが12月28日、仏サントロペの自宅で死去したとフランスの通信社などが報じた。享年91。

フランスのパリ生まれだが、幼少期の多くをイタリアで過ごしている。フランス国立高等音楽院に入学、バレエ劇団に参加していたが、15歳でエル誌のモデルを務め、これを見たマルク・アレグレ監督が映画に起用したいと直訴。助監督だったロジェ・ヴァディムの作品のオーディションを受けさせ、これが元でヴァディムとブリジットが恋におちた。父親は18歳になるまで結婚を許さなかったが、52年に結婚した。そしてヴァディム監督の『素直な悪女』(56)の小悪魔的なヒロインで人気が出る。セックス・シンボルになった彼女はこの作品で共演したジャン=ルイ・トランティニャンと恋愛関係に。自由奔放なイメージはこの頃からブリジットのシンボルに。
作品はヒットして『裸で御免なさい』(56)『殿方ご免遊ばせ』(57)『可愛い悪魔』(58)『気分を出してもう一度』(59)などセクシーな役が続く。だがアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の『真実』(60)やルイ・マル監督の『私生活』(62)、ジャン=リュック・ゴダール監督の『軽蔑』(63)など名匠たちの作品にも出演するようになり、その後も『ビバ!マリア』(65)『ボクいかれたヨ!』(66)『シャラコ』(68)『ラムの大通り』(71)『華麗なる対決』(71)など、時には国境を越えて国際的な活動もするようになった。
73年に俳優業を引退宣言し、以前から熱心だった動物愛護運動家としての活動を優先する。時にその過激な発言が物議を醸すことも少なくなかった。また恋愛歴も華やかで、トランティニャンとの不倫のため、ヴァディムと離婚し(その後も彼の映画に出演した)、トランティニャンと別れた後、ジャック・シャリエとの間に子供ができて彼と再婚。その後ギュンター・サックスと3度目の結婚をしたが、歌手活動をした際に出会ったセルジュ・ゲンスブールと恋愛関係に。69年にサックスと離婚し、92年になってベルナー・ドルマルと4度目の結婚をしている。




