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第50回トロント国際映画祭国際観客賞受賞、第83回ゴールデングローブ賞3部門ノミネートを果たした韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作『しあわせな選択』が3月6日(金)より日本公開。本日2月27日(金)、本作の来日ジャパンプレミアイベントが開催され、パク・チャヌク監督、主演のイ・ビョンホン、そしてゲストとして俳優の河合優実が登壇した。

満員御礼で開催されたこの日、映画のプロモーションとしての来日は2022年12月以来約 3年ぶりとなるパク監督は「日本は一番近い国ですが、公開は一番遅くなりました。色々な国で上映していただき、その最後に日本でこうして挨拶することが出来るのは嬉しいことです」と念願の来日にニッコリ。しかもパク監督は韓国人として初となるカンヌ国際映画祭の審査員長を務めることが発表されたばかりで「どんな審査員で構成され、どのような作品がコンペに出品されるのか。そしてどのような刺激を私に与えてくれるのか。今からワクワクしています」と心境を述べた。

2017年の『MASTER/マスター』以来9年ぶりの来日となったイ・ビョンホンは「すでに韓国でご覧になっているファンの方もちらほらといらっしゃるようですが、改めて今日このように皆様とお会いすることができて嬉しいです」と“ビョン様スマイル”を見せた。「皆さんと本当にお会いしたかったです。本作を通して各国の観客に会いましたが、ついに日本の皆さんに観ていただくことができるようになりました。どのようなことを感じてもらえるのか、映画を通して私たちが見せようとしたものを受け取っていただけたら幸いです」と会場を魅了していた。

今から20年程前に原作小説「斧」に出会ったというパク監督。当初は米国映画としての制作を模索していたそうだが、紆余曲折あって韓国映画として手掛けることになったという。これにパク監督は「映画化するのには長い歳月がかかりましたが、ある意味それは一つの運命だったと思います。なぜなら韓国映画になったことによってイ・ビョンホンと再会できたわけですからね!」と長編映画としては『JSA』以来25年ぶりのタッグに胸を張った。

イ・ビョンホンは本作について「この映画はとても面白いです。というのも、笑った次の瞬間にふと寂しく憂鬱な気持ちになって、また爆笑するという非常に不思議な、パク監督作の中でも極めてユニークな映画だからです。演じる上では観客を笑わせようという意識はありませんでした。それは笑わせようとする意図が見えすぎると観客に引かれるからで、キャラクターの感情に忠実に演じることを心がけました」と紹介。パク監督も「悲劇と喜劇は切り離せない一つの塊です。人生においてもただ悲しい、ただ面白いという瞬間はなくて、その両者は共存しているはずです。この映画も同様で、様々な感情が一気に押し寄せて来て、それが一つに混ざる形を狙いました」などと打ち明けた。

そしてイベント中盤で河合優実がゲストとして登壇。河合がパク監督とイ・ビョンホンに花束を贈呈し「お二人の新作を待ち望んでいる日本の映画ファンは沢山います。私がイチ映画ファンを代表してお礼を伝えに来ました」と日本公開を祝福。河合は先んじて本作を鑑賞しており「私の世代にとってはレジェンドのようなお二人がこんなにも挑戦的に楽しませてくれて、映画の世界に迷い込ませてくれたことがとても嬉しかった」と絶賛した。

これにパク監督は「レジェンド…?年寄りとしては面白い映画を撮った、という意味なのかな?」とジョークを飛ばして河合を笑わせながら「本当に嬉しい感想です」と喜んだ。河合の出演作をチェック済みのイ・ビョンホンは「河合さんは年齢に比べて力のある方だと思っていて、映画に対する真摯な姿勢を持つ素晴らしい日本人俳優のお一人です。とにかくお会いしたかった。それがこのような形でお会いすることができて光栄です」と初対面に喜色満面。レジェンドからのお褒めの言葉に河合は「ちょっと信じられないです」と恐縮しきりだった。

そんな河合は「本作を通して学んだことや吸収したことは何ですか?」と質問した。パク監督は「いまだに学ぶことは多いです。何故ならば新作を撮るたびに新しい俳優に出会うからです。その俳優がこれまでに見せたことのない姿や一面を探して観客に届けたいと思うからで、そのために様々にコミュニケーションを取ったり研究をしたり、それが学びの過程になるのです」と常に貪欲。イ・ビョンホンは「パク監督とは『JSA』以来緊密な関係を維持してきたわけですが、本作でご一緒したことで改めて学ぶ点は多かったです。自分が望むものを得ることができるまで試行錯誤する。その姿を見た時に、私自身の映画に対する姿勢について反省することしきりでしたから」とパク監督をリスペクトしていた。

またアジアの映画人としての今後の抱負を聞かれたパク監督は「映画館を守りたいです。映画は映画館で観るものだ、という常識が崩れつつある今だからこそ、映画館を守ることが至急の命題だと感じます。そのために映画館で観るべき映画、映画館で最上の状態で観るべき映画を作り続けていきたいです」と映画愛を炸裂させた。目標を設定しない主義というイ・ビョンホンだが「人間が表現できる新たな感情のスタイルは一体何か?それを探し続けて経験し、俳優として表してみたい」とストイックなビョンホン節を炸裂させた。一方、パク監督の抱負に共鳴した様子の河合は「若輩者の私にも映画が危機に瀕している感覚はあるので、これからどういう形で映画を残していくのかに取り組んでいくことになると思います」と話した。

最後にパク監督は「私がかつて作った映画を知っている方は先入観で観てしまうかと思うのですが、とても笑える面白い映画になりました。面白いと思ったら首をかしげることなく大いに笑って楽しんでいただきたいです」とPR。イ・ビョンホンは「本作の持っているテーマは重いかもしれませんが、笑える場面は沢山あります。本作が語りかけるブラックな笑いや切なさ、憂鬱な現実などを一つ一つ感じて楽しんでいただきたいです」と日本公開後の反響を楽しみにしていた。

まとめ(注目ポイント)

  • 映画『しあわせな選択』3月6日(金)公開パク・チャヌク監督とイ・ビョンホンが『JSA』以来25年ぶりの長編タッグを組んだ注目作。
  • 監督と主演が揃って来日ジャパンプレミアに登壇2月27日開催のイベントに、カンヌ審査員長就任が発表された監督と9年ぶり来日のイ・ビョンホンが登壇。
  • ゲストの俳優・河合優実とイ・ビョンホンが初対面花束を贈呈したゲストの河合優実に対し、イ・ビョンホンがその映画に対する真摯な姿勢を大絶賛。
  • 「映画館を守りたい」監督の映画愛が炸裂今後の抱負を聞かれたパク監督は「映画館で最上の状態で観るべき映画を作り続けたい」と熱弁。
作品情報

しあわせな選択
2026年3月6日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

STORY
「全てを叶えた」——製紙会社で25年間、堅実に仕事をしてきたマンスは、心からそう思い、妻と2人の子供、2匹の犬と郊外の大きな家で“理想的”な人生を送っていた。突然、会社から解雇されるまでは。必死に築いてきた人生が、一瞬のうちに崩壊!? 好調の製紙会社への就活も失敗したマンスが閃いたのは、衝撃のアイデアだった。それは……「ライバルがいなくなれば、仕事は手に入る」。

監督:パク・チャヌク『オールド・ボーイ』、『お嬢さん』、『別れる決心
出演:イ・ビョンホン 『コンクリート・ユートピア』「イカゲーム」、ソン・イェジン 『私の頭の中の消しゴム』「愛の不時着」、パク・ヒスン 『警官の血』、イ・ソンミン 『ソウルの春』、ヨム・ヘラン 「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」、チャ・スンウォン 『毒戦 BELIEVER』

2025年|韓国|韓国語・英語|カラー|スコープサイズ|139分|日本語字幕:根本理恵|原題:NO OTHER CHOICE|PG-12
提供:木下グループ  配給:キノフィルムズ

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