第78回カンヌ国際映画祭にてパルムドール(最高賞)を受賞した、イランの巨匠ジャファル・パナヒ監督の最新作『シンプル・アクシデント/偶然』が5月8日(金)より全国公開。このたび、犯罪心理学者・出口保行が、本作を題材に「嘘と真実の見分け方」を徹底解説する特別映像が解禁された。
本作は、不当に投獄され人生を奪われた主人公ワヒドが、偶然出会った「義足の男」を、かつて自分を苦しめた看守だと確信し拘束することから始まるサスペンス。彼が男を看守だと断定した決め手は「義足を引きずる足音」。しかし男は「人違いだ」と完全否定。拘束時に目隠しをされていたワヒドは看守の顔を知らず、真実を確かめるため、同じ過去を背負う仲間たちのもとを訪ねていく。
今回解禁されたのは、1万人以上の犯罪者を分析してきた犯罪心理学者・出口保行が、本作を題材に「嘘と真実の見分け方」を徹底解説する特別映像。本来、人の真偽を見極めるうえで重要なのは“目線”だと語る出口は、“音の記憶”だけを頼りに男を拘束したワヒドの行動に触れ、「声や動作だけで真偽を判断するのは非常に難しい」と指摘する。
さらに、登場人物たちが視界を奪われたまま、それぞれの方法で真実へ近づこうとする構図について「心理学的にも非常に秀逸」と高く評価。出口自身が重大犯罪者を収容する刑務所で目の当たりにした、“聴覚”が極限状態で及ぼす影響にも言及する。加えて、声だけで真偽を見抜く際に有効だという“発言を繰り返させる”テクニックや、自分が信じたい情報だけを受け入れてしまう“確証バイアス”の危うさも紹介。
果たして、人は思い込みを越えて真実に辿り着けるのか。スリリングな物語の裏側に潜む、パナヒ監督の鋭いメッセージにも迫る内容となっている。

まとめ(注目ポイント)
- 映画『シンプル・アクシデント/偶然』5月8日(金)より全国公開第78回カンヌ国際映画祭にて最高賞のパルムドールを受賞した、ジャファル・パナヒ監督による最新サスペンス。
- 犯罪心理学者の出口保行が嘘と真実の見分け方を徹底解説1万人以上の犯罪者を分析してきた知見から、主人公の行動を心理学的に考察した特別映像。
- 人の真偽を見極めるうえで重要なのは“目線”“音の記憶”だけを頼りに男を拘束した主人公ワヒドだが、「声や動作だけで真偽を判断するのは非常に難しい」と指摘。
シンプル・アクシデント/偶然
2026年5月8日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開
監督・脚本:ジャファル・パナヒ 『白い風船』『チャドルと生きる』『人生タクシー』『熊は、いない』
出演:ワヒド・モバシェリ、マルヤム・アフシャリ、エブラヒム・アジジ、ハディス・パクバテン、マジッド・パナヒ、モハマッド・アリ・エリヤ
2025年/フランス・イラン・ルクセンブルク/ペルシャ語/103分/日本語字幕:大西公子/字幕監修:ショーレ・ゴルパリアン
配給:セテラ・インターナショナル/協力:ユニフランス
©LesFilmsPelleas
公式サイト simpleaccident.com



