仏ヌーヴェル・ヴァーグを牽引し、2022年に逝去した巨匠ジャン=リュック・ゴダールの特集上映「21世紀のジャン=リュック・ゴダール わたしたちの映画 2001-2010」が6月20日(土)より全国公開。このたび予告編が解禁され、日本初公開時の坂本龍一のコメントが公開された。また、前売り鑑賞券および劇場パンフレットの発売も決定した。
21世紀初頭の10年間に、ジャン=リュック・ゴダールが発表した長編全作品が劇場のスクリーンによみがえる。『愛の世紀』4K修復版、『映画史特別編 選ばれた瞬間』HD版、『アワーミュージック』4K修復版、『ゴダール・ソシアリスム』2K版という、国内初上映の4K修復版を含めた全4作品が上映される。

© 2000 Gaumont
21世紀に入ってからのゴダールは「デジタルビデオ」という新たなメディアを用いて、自由で刺激的な作品を次々と発表する。2001年製作の『愛の世紀』は前半部を35ミリフィルム、後半部をデジタルカメラで撮影し、今までにない新たな「ゴダール映画の幕開け」を決定づけた。そして2010年製作の『ゴダール・ソシアリスム』はゴダールにとって初の全編デジタルで撮影された作品だ。

© 2001 Avventura Films/Peripheria/Canal+/Arte France Cinéma/Vega Film/RTS
今回の4作品を通して鑑賞することで、ゴダール映画の鮮やかな変遷を感じ取れるだろう。60年代のヌーヴェル・ヴァーグ期の革新的な映画作りの精神と情熱は、当時70歳だった2000年代も衰えることなく、ますますその才気をみなぎらせてゆく。近年、スポットが当てられることがなかった「21世紀のジャン=リュック・ゴダール作品」は公開から20年が経った今なお色褪せることなく、むしろ我々の感性を刺激し、ゴダールが映画に込めた平和への祈りは今の世界を生きる私たちを優しい感動に包んでくれる。
また、5月20日(水)より劇場窓口にて全作品を鑑賞できる特典ステッカー2種付きのお得な前売り鑑賞券を発売。劇場公開時には、作品をより深く理解することができる全52頁装丁の劇場パンフレットの販売も決定している。
特典付き前売り鑑賞券
シアター・イメージフォーラム 劇場窓口にて5月20日(水)より発売
特製ミニステッカー2種プレゼント
・全4作品鑑賞 6,000円(税込)
劇場パンフレット
・計52頁装丁(予定)
寄稿者
◎堀潤之/映画研究者 ◎斉藤綾子/映画研究
◎須藤健太郎/映画批評家 ◎遠山純生/映画評論家 ◎中条省平/フランス文学者
坂本龍一(音楽家)コメント
素晴らしすぎる! 映像が、暴力的な音声が、凄い!
(2010年・『ゴダール・ソシアリスム』日本初公開時コメントより)
『愛の世紀』にはとても刺激を受けた。とても若々しいと思った。
9.11に関してゴダールが何か発言しているのを見た記憶はないけれど、この映画を見たらそれでいいんだと思った。
黙って映画を作っているゴダールはカッコいい。
(2002年・「月刊ソトコト」1/30号『戦争を止める言葉」より)
まとめ(注目ポイント)
- 21世紀ゴダール特集上映開催 『愛の世紀』など2001〜2010年の長編4作品を6月20日より上映。
- 4K修復版を含む貴重上映 『愛の世紀』『アワーミュージック』4K修復版を国内初上映。
- デジタル時代のゴダール作品群 35ミリとデジタルを横断した21世紀ゴダールの変遷を体感。
- 坂本龍一コメント公開 『ゴダール・ソシアリスム』『愛の世紀』へのコメントを掲載。
21世紀のジャン=リュック・ゴダール わたしたちの映画 2001-2010
2026年6月20日(土)よりシアター・イメージフォーラム渋谷ほか全国順次公開
上映作品
『愛の世紀』4K修復版 ※国内初上映
『映画史特別編 選ばれた瞬間』HD版
『アワーミュージック』4K修復版 ※国内初上映
『ゴダール・ソシアリスム』2K版
配給:アイ・ヴィー・シー/宣伝協力:XHORA



