5月29日(金)より絶賛公開中の映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』の公開御礼トークショーが6月16日(火)に実施され、本作でメガホンを取った内田英治監督が登壇。本作の舞台裏を徹底解説するとともに、SNSや会場の観客から寄せられた数々の質問に直接回答した。

韓国で累計動員4,000万人を突破しているメガヒットシリーズを日本オリジナルストーリーでユニバース化した『TOKYO BURST-犯罪都市-』。公開初週には「初日満足度ランキング」3位にランクイン(※Filmarks調べ)、公開1週間以上が経ってもなお、SNSをはじめ絶賛のコメントや口コミが後を絶たない大好評ぶりを見せている。先日6月7日(日)に実施されたイベントにて韓国公開が決定し、SNS上では「韓国の劇場でTOKYO BURST見たい!」「グローバル化が止まらない…!」など期待の口コミが続々と寄せられている。

そんな本作の公開御礼トークショーが6月16日(火)、T・ジョイPRINCE品川にて開催され、内田英治監督が登壇。SNSで募集した質問や会場の観客からの問いかけなど、ティーチイン形式で進行された本イベントでは、メガホンを取った監督だからこそ語ることのできる撮影の知られざる舞台裏について徹底解説する貴重なスペシャルトークを披露した。
上映後、客席から温かい拍手で迎えられた内田英治監督は、公開後の大反響への感謝を述べつつ、「本当に何も知らない」とこの日の質問内容について触れ、観客との交流に期待をのぞかせながら挨拶した。
ティーチインが始まると、SNSに寄せられた「深夜の大規模ロケの後は眠れるものですか?」という質問が投げかけられた。監督は笑みを浮かべながら、劇中でも象徴的なシーンとなった、新宿・歌舞伎町を完全封鎖し、実際の現金800万円をばら撒く場面について言及。「日本で初めて撮影許可が出た場所なんです」と明かすと、会場からは驚きの声が上がった。
しかし撮影できたのは終電後の午前1時から始発が動き出す午前4時までのわずか3時間。「電車が動いていると人がいるので、その3時間で撮りきる。終わるのが朝の4時で、寝るのは5時とか……朝は寝ちゃいます(笑)」と振り返り、邦画史上初となる大規模ナイトロケが限られた時間との戦いだったことを語った。
撮影全体も“ナイトシフト”が中心だったという。日中はオフになることも多く、俳優陣はそれぞれ思い思いの時間を過ごしてから夜の現場に臨んでいたそうだ。主人公・相葉四郎を演じた水上恒司については、「いつも本を読んでいますね。現場でもずっと読んでいる」と、その読書家ぶりを明かした。
続いて話題は、極悪非道のヴィラン・村田蓮司を演じた福士蒼汰へ。監督は「最初に会ったときは、クールで気難しい人なのかなと思った」と第一印象を振り返りながらも、「(第一印象とは)全然違って、気さくなお兄さん。すごく明るいんです」と笑顔で語った。
さらに、「本人は天然で、純粋なんですよ。だからこそ、それを逆転させれば怖い方にも振り切れるはずだと思った」とキャスティング理由を説明。約15キロの増量による肉体改造にも取り組んだ福士の熱意が、観客の脳裏に焼き付く強烈な悪役像を生み出したという。
また、相葉の“最悪バディ”チェ・シウを演じたユンホ(東方神起)の起用理由について問われると、「韓国には魅力的な俳優がたくさんいて、移り変わりも激しい。その中で、より多くの日本の人に観てもらうには、誰もが知っていて、幅広い世代に届く人を」と考えたと説明。出演作やPVを観ながら研究を重ねる中で、その鍛え上げられた肉体にも着目したという。
「『TOKYO BURST』というタイトルにふさわしい、メラメラしている役者でやりたかった。最終的に韓国のSMエンターテインメントまで行って、お願いしました」と、ユンホ起用に懸けた熱意を明かした。
上田竜也が演じたホストの総帥・海斗を巡るエピソードでも会場は盛り上がった。武器に「ホッチキス」を選んだ理由について監督は、「韓国の『犯罪都市』やアメリカの大作映画は、爆発も何もかも大きいじゃないですか。今回はその逆で、ホッチキスや釘みたいな、なるべくミニマムで“せこい”アクションをやるのが、自分の中のテーマだったんです」と説明。観る側が思わず「うわっ」と声を上げてしまうような、生々しい痛みを表現したかったと語った。
さらに、「なぜあの髪型なのか?」という海斗の特徴的なボブヘアに関する質問も飛び出し、会場は笑いに包まれた。監督は「今のホストはかなり現代風なので、少し昔の要素をいれました。The Beatlesのマッシュヘアをイメージ」と明かし、観客も納得の表情を見せた。
海斗の最大の武器である“爆速ジャブ”についても裏話が披露された。「(ジャブが)速すぎてカメラが追えないんですよ。“もう少し速度を落としてください”とリクエストしました(笑)」と語り、本物さながらのパンチスピードゆえに異例のディレクションを行ったことを明かした。プライベートで20年ほどボクシングを続けている上田については、「特段役作りはしていないと思う」と、その高い身体能力に驚きを見せた。
さらに監督は、個性豊かな俳優陣が集結した本作で生まれたアドリブについても言及。水上とユンホは「アドリブに積極的で、何でも反応が返ってくる。自然に出てくるセリフは面白いものが多かった」と語る。
とりわけ叫び声は「9割くらいアドリブ」だったそうで、水上の自然で突発的な芝居が作品にさらなるリアリティをもたらしたという。「『てめえ』とか、台本には書いていない。気持ちが入って出ているから、本人も後で聞いても何を言っているか覚えていないくらい(笑)。でも、そのリアリティがいい」と語り、役に没入した俳優たちの熱量が作品の生々しさを支えていることを明かした。
また、印象的なカラオケシーンで「リンダリンダ」を選曲した理由について質問が飛ぶと、観客も興味津々。監督は「韓国でもみんな知っている曲だから」と説明し、会場からは驚きの声が上がった。
撮影現場は狭い空間だったというが、「最初はカラオケして少し盛り上がるくらいかなと思っていたら、2人とも肩を組んで、モッシュしながら歌い出して。予想以上のノリにびっくりしました」と振り返り、モニター越しに見守った現場の熱気を笑顔で語った。
最後に、「知人からも、映画館にすごく人がいたよと聞きまして、嬉しい限りでございます。8月には韓国でも公開します。日本人が作る映画が韓国で公開するというのはなかなか少ないことですが。韓国の大ヒットシリーズということで、僕の知り合いの韓国の方に連絡をいただいたりとみんな楽しみにしてくれているようですので、どうなるのかなと期待をしています。沢山お客さんが入れば、続編などあるかもしれないし、今後も続けていきたい作品だと思っています。また数年後の舞台挨拶などで“私2年前のトークショーにいましたよ”という再会があるかもしれない。映画はそうして引き継いでいき、皆さんと楽しんでいければと思っています。引き続き応援よろしくお願いします。ありがとうございました」と感謝と期待を込めたコメントを残し、来たる韓国公開へのヒット祈願と、続編制作への期待をのぞかせると、会場は大きな拍手に包まれ、スペシャルトークは大盛況のまま幕を閉じた。

まとめ(注目ポイント)
- 『TOKYO BURST-犯罪都市-』内田英治監督が公開御礼トークに登壇6月16日にT・ジョイPRINCE品川で開催。観客からの質問に直接回答。
- 歌舞伎町封鎖ロケの舞台裏を明かす終電後から始発前までの3時間で実施した大規模ナイトロケの内幕。
- 水上恒司、ユンホ、福士蒼汰らの秘話も披露キャスティングの経緯や役作り、撮影現場でのエピソードを紹介。
- アドリブが生んだリアリティ水上恒司とユンホの即興演技が作品の生々しさを支えたことを告白。
- 『TOKYO BURST-犯罪都市-』は絶賛公開中韓国公開を8月に控え、続編制作への期待についても言及。
TOKYO BURST-犯罪都市-
2026年5月29日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
STORY
東アジアの魔都・新宿歌舞伎町。スカジャンを羽織り、肩で風を切って歩くアフロが印象的なその男は、新宿署のルーキー刑事・相葉四郎。歌舞伎町生まれ、歌舞伎町育ちの相葉は、元族長で腕っぷしの強さと血の気の多さからすぐに手を出してしまい、いつも問題ばかり起こしていた。ある日、国際指名手配犯の村田蓮司たちを追って、韓国警察庁のエース刑事チェ・シウが新宿署に派遣されてくる。出会った初日から、互いに相容れず一触即発になってしまう2人だったが、村田たちが歌舞伎町に潜入している噂があり、即席のバディを組んで共同捜査をすることに。捜査を進める中、武闘派ヤクザと歌舞伎町最大のホストグループの大抗争の可能性が浮上し、そこに村田たちが大きく関わっていることが発覚。さらに、その裏には国家権力の存在が——。
■監督:内田英治
■脚本:三嶋龍朗、内田英治
■出演:水上恒司 ユンホ(東方神起)
渋川清彦 青柳翔 ヒコロヒー
パク・ジファン 菅原大吉 ・ 上田竜也 ・ 鶴見辰吾 ピエール瀧
オム・ギジュン 福士蒼汰
■アソシエイトプロデューサー:マ・ドンソク
■製作:「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ
■製作幹事:HIAN
■配給:KADOKAWA/BY4M STUDIO
■配給協力:MAJOR9
©2026「TOKYO BURST」フィルムパートナーズ



