ピクサー作品などにも携わったルイ・クリシー監督の長編デビュー作『Iron Boy(原題:Le Corset)』が、アヌシー国際アニメーション映画祭2026にて審査員賞・観客賞・ガン財団配給賞を受賞した。ファインフィルムズ配給で、2027年に日本公開が予定されている。

本作は、フランスのルイ・クリシー監督最新作。『レミーのおいしいレストラン』『カールじいさんの空飛ぶ家』『ウォーリー』などのピクサー作品にアニメーターとして参加し、『アステリックス 神々の邸宅』、2019年セザール賞最優秀アニメーション映画賞にノミネートされた『アステリックスの冒険〜秘薬を守る戦い』では共同監督・共同脚本を務めている。
フランスの田舎。10歳のクリストフは、家族の農場で、厳格で近寄りがたい父親の期待に応えようと奮闘していた。しかし、クリストフは、トラクターに乗っているとき、学校にいるとき、夕食の席で……と、予告もなく体を真横に傾けてしまうように。病院での検査の結果、クリストフは、体をまっすぐに保つために鉄製のコルセットを着用することになる。農場から離れて新たな生活を余儀なくされたクリストフは、音楽への新たな情熱を見出し、新しい友達と出会い、その子の影響で初めていたずらに手を染めることになる。しかし、こうした出来事は、クリストフの失われたバランスを本当に取り戻してくれるのだろうか?
ルイ・クリシー監督は、初の長編作品となる本作で共同脚本も担当し、背骨固定具を装着して過ごしていた幼少期の経験も反映したという。2026年のカンヌ国際映画祭では、ある視点部門の審査員賞を受賞。続くアヌシー国際アニメーション映画祭での3部門受賞となった。
なお、ファインフィルムズ配給のアニメーション作品として『Flow』(2024)『アメリと雨の物語』(2025)に続く3年連続の観客賞受賞作品となる。北米・中南米などいくつかの地域ではソニー・ピクチャーズ・クラシックの配給が決定しており、第99回アカデミー賞長編アニメーション賞へのノミネートを期待する声も上がっている。
まとめ(注目ポイント)
- 『Iron Boy』2027年日本公開へ『Iron Boy(原題:Le Corset)』がファインフィルムズ配給で2027年に日本公開予定。
- アヌシー映画祭で3冠達成アヌシー国際アニメーション映画祭2026で審査員賞・観客賞・ガン財団配給賞を受賞。
- 監督自身の体験を反映ルイ・クリシー監督が幼少期に背骨固定具を装着していた経験を物語へ投影した長編デビュー作。
- カンヌ受賞に続く快挙2026年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞に続き、アヌシーでも高い評価を獲得。
- 世界展開と賞レースへの期待北米・中南米ではソニー・ピクチャーズ・クラシック配給が決定し、第99回アカデミー賞長編アニメーション賞への期待も高まる。
Iron Boy(原題:Le Corset)
2027年日本公開予定
監督:ルイ・クリシー 声の出演:アレクサンドル・アスティエ、ディミトリ・コラス、ゲイリー・クリシー
2026/フランス、ベルギー/フランス語/カラー/89分 英題:Iron Boy 原題:Le Corset
配給:ファインフィルムズ



