『マリウポリの20日間』で知られるミスティスラフ・チェルノフ監督がウクライナ軍第3強襲旅団の小隊に同行し、ロシア軍に占領されたアンドリーウカ村の奪還作戦を記録したドキュメンタリー映画『戦場0地点』が9月4日(金)より全国順次公開。このたび、演出でも再現でもない“本物の戦場”を記録した衝撃の本編映像が解禁された。
今回解禁された本編映像は、2023年9月、ウクライナ軍第3強襲旅団が、ロシア軍に占領されたドネツク州アンドリーウカ村の奪還を目指す作戦の幕開けを記録したもの。

ミスティスラフ・チェルノフ監督のナレーションとともに明かされるのは、アンドリーウカまでのわずか2000メートルを進むために、実に3か月もの時間を要したという事実。村を取り囲む草原には無数の地雷が埋められ、装甲車での突破は不可能。兵士たちは、身を隠す場所もほとんどない中、自らの足で前進するほかなかった。その過程で、すでに多くのウクライナ兵が命を落としていた。

映像に記録されているのは、演出でも再現でもない、現実の戦場である。飛び交う銃弾の音、絶え間なく響く砲撃、爆発とともに激しく吹き上がる土煙。兵士たちの切迫した叫び声に、負傷者の苦しいうめき声が重なる。そして、銃弾を受けた仲間の命が失われたことを否応なく悟らされる瞬間――。兵士のヘルメットカメラが捉えた映像は、観る者を戦場のただ中へと引きずり込み、「もし自分が戦場に立ったら、何が起こるのか」という逃れようのない問いを突きつける。

しかし、今回解禁された映像は、本作が記録した戦場のほんの一端にすぎない。この先、兵士たちはさらに凄惨な現実と向き合い、2000メートル先の村を目指して、一歩ずつ死地を進んでいく。

終戦から81年を迎える今、戦争とは何か。平和とは、果たしてどれほど確かなものなのか。本映像は、遠い戦地で起きている現実を私たち自身の問題として突きつけ、改めて考えることを迫る、あまりにも重い記録となっている。
まとめ(注目ポイント)
- 『戦場0地点』9月4日公開ミスティスラフ・チェルノフ監督のドキュメンタリーが9月4日より全国順次公開。
- 本物の戦場を捉えた本編映像兵士のヘルメットカメラが捉えた銃撃や砲撃、爆発などの映像を解禁。
- 2000メートルに3か月アンドリーウカまでわずか2000メートルの道のりに、実に3か月を要した作戦。
- 地雷原を徒歩で前進無数の地雷に阻まれ装甲車両が使えない中、兵士たちは徒歩で前進。
戦場0地点
2026年9月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
監督・脚本・撮影:ミスティスラフ・チェルノフ 編集・製作:ミシェル・マイズナー 製作:ラニー・アロンソン=ラス
共同製作・追加撮影:アレックス・バベンコ 音楽:サム・スレーター
2025年|2000 METERS TO ANDRIIVKA|ウクライナ|108分|16:9|5.1ch G 日本語字幕:大熊春奈 配給:アンプラグド
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