A24製作によるヴァル・キルマーのドキュメンタリー『Val(原題)』について、娘のメルセデスと息子のジャックがそれぞれの胸中を語った。

ヴァル・キルマーの子供たちがカンヌのフォトコールに登場

第74回カンヌ国際映画祭のプレミア部門で上映された 『Val(原題)』は、俳優ヴァル・キルマーが自らの人生とキャリアを記録するため、生涯をかけて撮影した膨大な映像を基に作られたドキュメンタリー。ティン・プーとレオ・スコットが監督を務め、最愛の弟を失った少年時代から、2015年に咽頭がんと診断された後の治療と苦しい回復まで、キルマーの私生活と映画界での道のりが描かれている。

7月7日(現地時間)に行われたカンヌ国際映画祭のフォトコールにヴァル・キルマーの姿はなかったものの、本作の共同プロデューサーでもある娘のメルセデスと息子のジャックが出席。幼い頃からカメラを回し続ける父親を見ていた二人が、Deadlineなどのインタビューでそれぞれの思いを語った。

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▲第74回カンヌ国際映画祭に出席したヴァル・キルマーの息子ジャックと娘メルセデス

「私たちは常にカメラを持ち歩き、父は写真やビデオを撮っていました」とジャックは当時を振り返る。「私たちはその映像を見ることはありませんでした。父は、ただひたすらテープを撮りためていたのです。ある時、父に『もういいだろう、このテープは何のためにあるんだ?』と言いました。それらはすべて、(監督の)レオが何年もかけて調査したこの金庫に蓄積されていたのです」。

「私たちは、父がいつも私たちを撮影していることにとても腹を立てていました」と明かしたのは長女メルセデス。「12歳くらいになって、ようやく彼が何をしているかを知って“ああ、彼は映画監督なんだ"と思ったことを覚えているわ」。

がん治療の影響で声が出にくくなったヴァルに代わって、映画の大部分のナレーションを俳優としても活躍するジャックが担当。「父が話すことが難しくなった今だからこそ、これまで以上に自分の物語を伝えたい」と語っている。

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▲ジャック出演の短編『Carte Blanche(原題)』イベントに参加したジャックとヴァル(2018年)

先日公開された予告編では、ヴァルがこれまで演じてきた役柄をはじめ、ホームムービーを通じて自身の人生を親密に語る様子、若き日のケビン・ベーコンやショーン・ペンの姿も垣間見られる。

本作は「A24」が全面的にプロデュースする初めてのドキュメンタリー作品。全米で2021年7月23日より限定公開、8月6日よりAmazon Prime Videoで配信される。日本での公開・配信は未定。

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