『TENET テネット』のジョン・デヴィッド・ワシントンが、父親で俳優のデンゼル・ワシントンについて語った。偉大なる父親の存在をあるがままに受け入れられたとき、初めて演技の仕事を楽しめるようになったという。

ジョン・デヴィッド・ワシントン
CELINA Youtube, CC BY 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by/3.0, via Wikimedia Commons
「父親よりも有名になったとは思いません。それでいいと思います」

ジョン・デヴィッドは二度のオスカーに輝く名優デンゼル・ワシントンの長男。元アメリカンフットボール選手で、引退後に本格的に役者としての道を歩み始めた。2018年の映画『ブラック・クランズマン』で注目され、クリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』の“名もなき男”役で世界的にブレーク。以後『マルコム&マリー』などの話題作が続くハリウッドでも随一の売れっ子俳優となっている。

米Deadlineのインタビューの中で「父親よりも有名になっているかもしれないと思いますか?」と問われたジョン・デヴィッドは笑って「いいえ、そうは思いません。私は現実主義者ですから。それでいいと思います」と回答。

さらに、有名な父親を持つということが俳優としてのキャリアにどのような影響を及ぼすかについては次のように語っている。

「人生の長い期間、父の存在を気にしていました。だからこそ、アメリカンフットボール選手としてあれだけ長くプレーし、多くの脳震盪を起こしたのだと思います。でも(父親の名声から)逃れることはできないと悟ったとき、私は自分の人生にリラックスして、自分のやりたいことを楽しめるようになりました。これまで一緒に仕事してきた人が、私が父の血を引いているから起用してくれたのかどうかはわかりませんが、私はそう感じたことはありません」

この発言を受けて、インタビューに同席していたジョン・デヴィッドの次回作『Beckett/ベケット(原題)』のフェルディナンド・シト・フィロマリーノ監督(名匠ルキノ・ヴィスコンティを大叔父に持つ)は、彼の起用が「父の七光り」ではないことを保証している。

「ジョン・デヴィッド・ワシントンの『ブラック・クランズマン』や『Monsters and Men(原題)』を見て、“これは同じ俳優なのか”と思ったことを覚えています。演技のスタイルやフォームが素晴らしかった。だから彼とコラボレーションしたいと思ったのです」

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