若き日のバットマンの活躍を描く新作DC映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』でキャットウーマンを演じるゾーイ・クラヴィッツが同作の撮影について語った。1年間の撮影は肉体的には厳しい経験だったと振り返りつつ、まるで独立系映画のような協力的な雰囲気を感じたことを明かしている。

ゾーイ・クラヴィッツ
MARIO DE ARMAS, CC BY 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by/3.0, via Wikimedia Commons
「大規模な映画では自分がただの操り人形であるように感じられることがありました」

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』はクリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来となる、バットマン単独映画。 『猿の惑星:新世紀』『猿の惑星:聖戦記』のマット・リーブスが新たに監督を務め、若き日のバットマンを描く。新バットマン/ブルース・ウェイン役には『TENET テネット』のロバート・パティンソンが抜擢されている。

セリーナ・カイル/キャットウーマンは「バットマン」の中でも最も有名なヴィランのひとりで、これまでミシェル・ファイファー、ハル・ベリー、アン・ハサウェイらによって演じられてきたが、今回の作品で演じるのは『ファンタスティック・ビースト』シリーズのゾーイ・クラヴィッツ。「AnOther」のインタビューで彼女は本作の撮影を次のように振り返っている。

「大規模な映画では、自分がただの操り人形であり、大きな機械の一部であるように感じられることがあります。でも今回の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は、独立系映画のように、プロセスや各シーンに本当の心と魂と考えが込められていると感じました。非常に協力的でした。(監督の)マットはとても個性的な人です。新型コロナウイルスの影響で、この作品を作るのに1年かかりました。人生の1年を撮影に費やすということは、体力的にとても厳しいものがあります。私は非常に特殊な体調を維持しなければなりませんでした。それもパンデミックの最中にです。毎日朝7時にキャットウーマンのスーツを身につけて、12時間働いて、家に帰ってまたトレーニングをする。激しい日々でしたね」

今回の『バットマン』ではキャラクターの解釈が一新されているといい、ペンギン(コリン・ファレル)、リドラー(ポール・ダノ)、カーマイン・ファルコン(ジョン・タトゥーロ)など多くのキャラクターが登場予定。ヴィランたちもヴィランとして完全になる前の姿で登場するという。キャットウーマンもどのような登場になるのかまだわからないが、このコメントからすると、彼女にかなりの出番があり、アクションシーンにも力を入れているのは間違いなさそうだ。

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は2022年春に日本公開。

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