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『クワイエット・プレイス』シリーズの長女役などで知られるミリセント・シモンズが、次回作『ヘレン&ティーチャー(原題)』(Helen & Teacher)で偉人ヘレン・ケラーを演じることが決定した。映画は1900年代初頭を舞台に、盲ろうの活動家ヘレン・ケラーが大学で過ごした波乱万丈の日々を描く。

監督「本作では世界を変えるような過激で政治的発言をしていた若き日の彼女に注目します」

ヘレン・ケラーは視覚と聴覚の重複障害者(盲ろう者)で、障害者の教育・福祉の発展に尽くした活動家。三重苦の障害を克服したヘレン・ケラーと、彼女に奇跡を起こした家庭教師のアニー・サリバンの物語は、映画化・舞台化もされている戯曲『奇跡の人』で広く知られている。

ヘレン・ケラー(1912年11月)
Unknown authorUnknown author, Public domain, via Wikimedia Commons

The Hollywood Reporter」によれば、本作はヘレン・ケラーがラドクリフ・カレッジ(現ハーバード大学)で過ごした日々に焦点を当て、その時期のヘレン・ケラーとアニー・サリバンの関係性を描くという。ヘレン・ケラーはこの学生時代に自伝「わたしの生涯」を執筆している。

『クワイエット・プレイス』シリーズや『ワンダーストラック』などに出演する女優で、自身も聴覚に障碍を持つシモンズがヘレン・ケラーを演じる。シモンズはケラーの遠い親戚にあたるという。家庭教師アニー・サリバン役には『クーリエ:最高機密の運び屋』のレイチェル・ブロスナハン。

『アリスのままで』『コレット』などのウォッシュ・ウェストモアランドが監督を務め、レティシア・ミクレスとともに脚本も担当する。近年ヘレン・ケラーの存在そのものに異議を唱える陰謀論がTikTokなどで広まっていることを踏まえて、監督は本作について次のように語っている。

「多くの人は、ヘレン・ケラーが子どもの頃の話しか知りません。この映画では、世界を変えるような過激で政治的発言をしていた若き日の彼女に注目します。TikTokでヘレン・ケラーの功績やその存在にさえ異議を唱えるものがある今こそ、彼女の関わり、輝き、そして不屈の精神を示す映画が必要です」

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