『DUNE/デューン 砂の惑星』のオスカー・アイザックが、『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリー役を演じるチャンスを自ら手放していたことを明かした。最終的にはフレディ・マーキュリー役はラミ・マレックが演じ、アカデミー賞主演男優賞を獲得している。

"Star Wars - The Force Awakens: Oscar Isaac (Poe Dameron)" by warriorwoman531 is licensed under CC BY-ND 2.0
孤高のアーティスト、フレディ・マーキュリーの壮絶な生き様と、伝説のバンド「クイーン」が“ライブ・エイド”で披露した圧巻のパフォーマンスを描いた『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)は世界中で空前の大ヒットを記録。第91回アカデミー賞で主演男優賞(ラミ・マレック)を含む最多4部門を受賞した。
「ABC Audio」のインタビューに登場したアイザックは、『ボヘミアン・ラプソディ』の主演を務める機会を与えられていたものの、ある理由でそれを断っていたことを明かした。
「当時の私は“誰かがフレディ・マーキュリーを演じるのを見たいと思う人はいないだろう”と思っていました。でも実際には誰もがそれを見たがっていたわけです。案の定でしたね(笑)。だから映画が実現したんです」
自分の判断が間違っていたことをこのように笑って明かしたアイザック。ただ役を断ったことに後悔はないようで、ラミ・マレックの演技を手放しで絶賛し、次のように語っている。
「ラミ・マレックがやったようなことは、私にはできなかったと思います。私が思うに…というか誰もがそう思ったでしょうが、彼は素晴らしかった。しかし、面白いもので、当時の私の考えはこういうものでした。“YouTubeでフレディ・マーキュリーを見ることができるのに、どうして誰かが彼を演じているのを見たいと思うんだろう?”」