『シャイニング』『スタンド・バイ・ミー』などで知られる現代アメリカを代表する作家であり、モダンホラーの巨匠の異名を持つスティーヴン・キングが、先行上映で鑑賞した『ラストナイト・イン・ソーホー』を絶賛した。ロードショーされたらもう一度見に行くつもりだという。

Sharon Mccoy, CC0, via Wikimedia Commons
『ラストナイト・イン・ソーホー』は『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督最新作。ロンドンのソーホーを舞台に、異なる時代を生きるふたりの女性の夢と恐怖を描くタイムリープ・サイコ・ホラーだ。全米メディアは早くも絶賛評を寄せているが、ホラー界の巨匠も本作に魅了されたようだ。
ツイッターを更新したキングは先行公開で『ラストナイト・イン・ソーホー』を見たことを報告し、「この作品は特別」と表現した。
「私は『ラストナイト・イン・ソーホー』を先行公開で見ましたが、金曜日に公開されたらもう一度見ようと思っています。良い作品がたくさんあるので、映画を再鑑賞することはほとんどありませんが、この作品は特別です。ひねりの効いたタイムトラベル作品です」
またこのツイートに対してエドガー・ライト監督本人も反応。感激を露わにした。
「この方(キング)の著作がなければ、 『ラストナイト・イン・ソーホー』 を思いつくことはなかったでしょう。この素敵なコメントに喜びでいっぱいです。また、リピートしていただけるとは、本当に恐れ多いです」
ライト監督はキング原作のホラー映画『キャリー』を好きな一本として挙げており、直接的に参考にはしていなくても、『ラストナイト・イン・ソーホー』にキングの影響があるのは間違いない。巨匠からの賛辞は何より嬉しい言葉だっただろう。
『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月10日(金)、TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開。