『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズのピーター・ジャクソン監督が自ら立ち上げた会社ウェタ・デジタルのVFX技術部門を売却したと米メディアが報じた。

Mike Walen, CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, via Wikimedia Commons
3D企業のUnityが買収
ウェタ・デジタルは『ロード・オブ・ザ・リング』『ゲーム・オブ・スローンズ』『アバター』『猿の惑星』などのヒット作品の数々でVFXを担当してきた。今回ジャクソンはこの会社を3D企業のUnityに16億2500万ドルで売却したという。売却にあたってウェタのツール、パイプライン、テクノロジー、エンジニアリングなどVFX技術がパッケージされるという。
ジャクソンは引き続きウェタ株の過半数の所有者になり、プレム・アッカラジュが新たにCEOに就任する。Unityは今回の買収によって、クラウドスペースのプラットフォームを介して世界中のクリエイターやアーティストがこれを利用できるようにしたいと考えている模様。
Unityの既存のツールと統合され、今後の成長が期待されるメタバースなど、多くの新しい領域でイノベーションのウェーブを推進することが期待されている。取引は年末までに完了する予定。