クエンティン・タランティーノ監督が映画製作会社ミラマックスに『パルプ・フィクション』に関連したNFT(非代替性トークンといわれるデジタル資産の一種)の差し止めを求めロサンジェルス連邦地裁に11月16日提訴されたことが米バラエティなどで報じられた。

クエンティン・タランティーノ
"Quentin Tarantino" by Gage Skidmore is licensed under CC BY-SA 2.0

タランティーノはニューヨークで開催されるアートコンベンションで、彼の手書きによるオリジナル『パルプ・フィクション』の脚本の抜粋数点などのNTFを売却予定というが、同作の権利を持つミラマックスの同意がなく、商標・著作権侵害に当たるという。

ミラマックスはこの売却計画を知ったあと、タランティーノ側に中止を求める書簡を送ったが、代理人はこの企画はタランティーノの所有する権利の範囲内と回答。タランティーノ本人のコメントは発表されていない。ミラマックスは損害賠償、知的財産権侵害の停止を求めているが、今後の成り行きが注目される。

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