サリー・ポッター監督が自らの実体験に基づき、認知症の父の幻想と娘の現実を描いた問題作『選ばなかったみち』の予告編とポスタービジュアルが解禁された。予告編では、一緒にいるはずなのに全く別の景色を見ている父娘(ハビエル・バルデム&エル・ファニング)の姿が、美しく幻想的な映像で捉えられている。

「歩んでいたかもしれない人生に、会いに行く。」

本作は、『耳に残るは君の歌声』『ジンジャーの朝〜さよなら、わたしが愛した世界』を手掛けたイギリスを代表する女性監督サリー・ポッター監督が、若年性認知症と診断された弟の介護経験をもとに自ら脚本も手掛けた物語。人生の岐路で自分の選んだ道は正しかったのか、もしも別の選択をしていたら? 胸の奥底にしまい込んだ過去の大切な出来事や記憶を繋ぎながら、人生の奥深さに迫る感動の問題作だ。

主人公である父レオ役は、圧倒的な存在感で観るものを引き付けて離さないオスカー俳優ハビエル・バルデム、娘モリーをイノセントな魅力を放ちながらも確かな演技力で数多の実力派監督と組んできた人気女優エル・ファニングが演じ、ついに父娘役で初共演を果たした。その他、ローラ・リニー、サルマ・ハエックら実力派名優が脇を固める。

このたび完成した予告編が捉えるのは、娘モリー(エル・ファニング)が、ニューヨークのアパートでひとりで暮らす父レオ(ハビエル・バルデム)を病院へ連れていくために彼を訪ねる、ある朝の様子。しかし、ふたりは意思の疎通もままならない。ふたりが向かう先々でレオは面倒を起こし、モリーは仕事の重要なプレゼンを当日に控えながら予定を何度も変更せざるを得ない…。

映像は、レオがかつて選ばなかった人生――初恋の女性と出会った故郷メキシコ、作家生活に行き詰まり一人旅をしたギリシャ――を彼の幻想として捉え、一緒にいるはずなのにふたりが見ている全く別の景色を交差させながら進んでいく。厳しい現実に押しつぶされそうになるモリーだが、父に寄り添い手を握り続ける。ニューヨークから移りゆく、レオの幻想として繰り広げられるメキシコの荒野や灯火、ギリシャの広大な海…どこか夢幻的で見る者に臨場感と感動を与える映像美にも注目だ。

ビジュアルは、モリーがレオの頬に手を置き優しい笑顔を向け、父と真っすぐ見つめ合う本作の印象的なシーンを大胆に配置。「あの日、あの時、あの瞬間―― 歩んでいたかもしれない人生に、会いに行く。」と、主人公レオが劇中繰り広げる心の旅を代弁する言葉がキャッチコピーとして綴られている。

レオが幻想として往来する世界は、人生の岐路でもしも別の選択をしていたら、たどったであろう人生なのかもしれない。サリー・ポッター監督は「私はこの映画を、人生の奥深さに迫る作品にしようと考えていました。悲しい場面もありますが、一筋の光が与えられればと思いました。観客の皆さんには、レオの物語を通して、複雑で神秘的な自分の人生を追い求めてもらえたらと願っています」とコメントしている。

『選ばなかったみち』は2022年2月25日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。

作品情報

選ばなかったみち
2022年2月25日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

【STORY】
ニューヨークに住むメキシコ人移民レオは作家であったが、認知症を患い、誰かの助けがなくては生活はままならず娘モリーやヘルパーとの意思疎通も困難な状況になっていた。ある朝、モリーはレオを病院に連れ出そうとアパートを訪れる。モリーが隣りにいながらもレオは、初恋の女性と出会った故郷メキシコ、作家生活に行き詰まり一人旅をしたギリシャへと彼女とは全く別々の景色をみるのだった―。

監督・脚本:サリー・ポッター 出演:ハビエル・バルデム、エル・ファニング、ローラ・リニー、サルマ・ハエック
2020年/イギリス・アメリカ/英語/86分/カラー/スコープ(シネスコ)/5.1ch 原題:The Roads Not Taken/
日本語字幕:稲田嵯裕里/G

配給:ショウゲート

© BRITISH BROADCASTING CORPORATION AND THE BRITISH FILM INSTITUTE AND AP (MOLLY) LTD. 2020

公式サイト https://cinerack.jp/michi/

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