BBCの今年１番のヒット作『原潜ヴィジル』主演サラン・ジョーンズのインタビュー映像到着「従来のTV作品とは一線を画している」

2021年12月2日

英国BBC製作、2021年イギリス最大ヒットの最新ドラマ『原潜ヴィジル水面下の陰謀』で主演を務めるサラン・ジョーンズのインタビュー映像が到着した。自身の役柄や見どころ、本作で取り上げられている性の多様性などについても語っている。

「本作が素晴らしいのは謎解きや政治的な内容でありながらも娯楽作品であることを忘れていないところ」

英国海軍の原子力潜水艦内で起きた殺人事件の捜査を通じて、地元警察が、海軍の闇や国際安全保障問題に繋がる事件の真相を解明していく様をスリリングに描き、英国では今年の新作として最大視聴者数（※10/5時点、BBCメディアセンター発表）を記録した話題のクライムミステリー『原潜ヴィジル水面下の陰謀』（全６話）が「スターチャンネルEX」にて独占配信中。また「BS10 スターチャンネル」では、12月7日(火)より吹替版が日本独占放送開始する（※12月5日(日)は吹替版第一話を無料放送）。

主演はサラン・ジョーンズ（『女医フォスター』）、相棒役にローズ・レスリー（『ゲーム・オブ・スローンズ』）、そして「刑事モース」役で人気を博しているショーン・エヴァンスらが脇を固め、英国人気俳優がそろい踏みしている。

今回エイミー役を演じる主演のサラン・ジョーンズのインタビュー映像が解禁。ジョーンズは自身の役柄について、「エイミーは閉所恐怖症だけど、とても勇敢に任務を果たした。それだけじゃなく不安症やうつ病も患っている。最初に脚本を読んだ時、なぜトラウマを抱える人を潜水艦に乗せてこの調査をさせるのかと思った。だけど現実にいるエッセンシャルワーカーは仕事柄トラウマや悲劇をある程度経験している。人間の死や喪失を数多く経験してきたといえる。だから不安やうつを抱えている人も珍しくはない。それを理解した上で“これがエイミーなんだ”と思えた」とそのリアルなキャラクター設定について語る。

また「このドラマの素晴らしいところは謎解きや政治的な内容でありながらも娯楽作品であることを忘れていないところ。『ライン・オブ・デューティ』と同じで関連性のあるテーマに触れながらもエンタメ性を維持している」と本作の面白さを分析。

そしてエイミーが女性に恋をする役柄であることにも触れ、「エイミーは初めて女性に恋をしてしまったゆえに、自分のセクシュアリティに悩む。それが物語に奥行きを与えている。だからこそこの作品に惹かれた。従来のTV作品とは一線を画している。男っぽいサスペンス・スリラーでありながら主役が女性2人。それ自体がとても興味深く、セクシュアリティの問題もとらえている。これらが全部一つの物語であることが大事だと思った。ジェンダーもセクシャリティも当たり前に扱われるべきよ」と本作の出来栄えに自信を見せている。また、自身でスタントにも取り組んだという裏話も明かす貴重なインタビューとなっている。

作品情報

原潜ヴィジル水面下の陰謀

＜配信＞「スターチャンネルEX」
【字幕版】毎週水曜に1話ずつ配信中＜12月13日～1月11日期間限定第1話無料配信＞
＜放送＞BS10 スターチャンネル
※12月5日（日）16：00 吹替版第１話先行無料放送
【STAR1 字幕版】 12月8日（水）より毎週水曜23:00 ほか
【STAR3 吹替版】 12月7日（火）より毎週火曜22:00 ほか

【STORY】
イギリス領海内で操業中のトロール漁船が海中に引き込まれる事故が発生した。同じころ、同じ海域を潜航中のイギリス海軍の原子力潜水艦ヴィジルの艦内で、異常事態が感知される。一人の乗組員が浮上することを上官に進言するが聞き入れられず、間もなくその乗組員が死体で発見される。薬物過剰摂取が死因とされる中、捜査の依頼を受けて潜水艦に乗り込んだスコットランド警察の主任警部シルヴァは、殴打による他殺の痕跡を発見するが…。

【脚本・製作総指揮】トム・エッジ（『ジュディ虹の彼方に』『ザ・クラウン』『私立探偵ストライク』）ほか
【監督】ジェームズ・ストロング、イザベル・シーブ【製作】World Productions（『ライン・オブ・デューティ』）
【出演】サラン・ジョーンズ（『女医フォスター』）、ローズ・レスリー（『ゲーム・オブ・スローンズ』）、ショーン・エヴァンス（『刑事モース〜オックスフォード事件簿〜』）、アダム・ジェームズ（『女医フォスター』）、マーティン・コンプストン（『ライン・オブ・デューティ』）ほか