衝撃スリラー映画『エスター』の最新作にして前日譚(エピソードゼロ)を描く『エスター ファースト・キル』がいよいよ本日3月31日(金)より公開中。このたび、撮影時23歳ながら10歳の少女エスターを演じた主演イザベル・ファーマンが、撮影トリックや自身の“エスター愛”について語るインタビュー映像が解禁された。

「大変だったけれど底力を発揮できたと思う。“厚底力”と言うべきかしら(笑)」

裕福な一家、コールマン家が孤児院からエスターを養子に迎えるところから始まり、その結末に世界中が恐怖に飲み込まれた2009年の衝撃スリラー映画『エスター』。少女エスターはいかにして凶暴性を秘めたサイコパスへと覚醒したのか。本作では、前作の前日譚として、オルブライト家を舞台に彼女の衝撃的な過去を描く。当時12歳でエスターを演じたイザベル・ファーマンが23歳(※本作撮影時)にして子役を再演。監督は、『ザ・ボーイ ~残虐人形遊戯~』(20)のウィリアム・ブレント・ベルがつとめる。

今回解禁されたインタビュー映像では、ブロンドヘアが印象的な26歳現在のイザベル・ファーマンが登場。10歳の子役を演じていたとは思えないほど大人びた姿に驚かされる。

公開から14年経った今でもカルト的人気を誇る前作『エスター』は役者人生の原点だと語るファーマン。「当時からエスターという役が私は大好きだった」とエスター愛を爆発させる。

脚本家のデヴィッド・レスリー・ジョンソンから前日譚の製作が始まっていることを聞いたという彼女だが、その時点ではエスター役のキャスティングが決まっていなかったという。そこで、ファーマンはウィリアム・ブレント・ベル監督に直談判し、彼女の続投が決定した。

並々ならぬエスターへの強い愛着があるファーマンだが、不安もあったようで「役者としては自信があったけど、撮影のトリックが不安だったの。安っぽく見えないかとか、説得力がなかったらどうしようとかね。でも前作でエスターの秘密は明かされているから、撮影は楽しむことができたの」とコメント。エスターの本当の姿が明かされているからこそ、ファーマンを子供に見せる撮影の自由度は上がったという。

実際にはエスターの周りの人が厚底の靴を履いて演技するなど、CGに頼らない撮影トリックが採用された。前作を撮影した10歳の時とは全く異なる状況で、同じ人物を演じるのは難しいとファーマンは振り返る。一方で、「過去に戻るのは役者として貴重な経験だった」とも語る。「子役で演じた役に再び挑戦するなんてこれまでになかった試みだと思う。なかなか大変だったけど、底力を発揮できたと思う。“厚底力”と言うべきかしら(笑)」とジョークを交えながらも自信を覗かせた。

誰よりもエスターを愛し、理解したファーマンが再び子役としてスクリーンに帰ってくる。その姿は劇場で確かめてみよう。『エスター ファースト・キル』は本日3月31日(金)よりTOHOシネマズ日比谷 他全国ロードショー。

作品情報

エスター ファースト・キル
2023年3月31日(金)TOHOシネマズ日比谷 他全国ロードショー

STORY
裕福な一家、オルブライト家には4年前に行方不明となった一人娘のエスターがいた。だがある日、警察からエスターが見つかったという朗報が入る。父、母、兄は数年振りの再会という信じられない奇跡にこの上ない喜びを感じ、成長したエスターを迎え入れる。当時6歳だった彼女は時をへて10歳になっていた。これから幸せな生活が始まる…そう思っていた。この娘が、どこかが変だと気づくまでは。

監督:ウィリアム・ブレント・ベル 脚本:デヴィッド・コッゲシャル
原案・製作総指揮:デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック プロデューサー:アレックス・メイス/ハル・サドフ/イーサン・アーウィン
出演:イザベル・ファーマン ジュリア・スタイルズ ロッシフ・サザーランド マシュー・アーロン・フィンラン
(アメリカ/99分/R-15/カラー/5.1ch)
配給:ハピネットファントム・スタジオ

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公式サイト https://happinet-phantom.com/esther/

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