マシュー・マコノヒーがアカデミー賞主演男優賞、ジャレッド・レトが同助演男優賞に輝いた『ダラス・バイヤーズクラブ』などで知られるカナダ出身の監督ジャン=マルク・ヴァレが2021年12月25日に亡くなったと米ヴァラエティなどが報じた。58歳だった。

Alan Langford, CC BY-SA 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0, via Wikimedia Commons
リース・ウィザースプーン主演の『わたしに会うまでの1600キロ』でも知られる
ヴァレはカナダのケベック州の山小屋で亡くなったそうだが、死因については現在わかっていない。
モントリオール出身で同地の大学で映画を学び、95年長編映画監督デビュー。2009年の『ヴィクトリア女王 世紀の愛』で注目され、さらに『カフェ・ド・フロール』(11、日本未公開)、『ダラス・バイヤーズクラブ』(13)で賞賛を集めた。その後、リース・ウィザースプーン主演の『わたしに会うまでの1600キロ』(14)も好評を博した。さらに17年にはテレビ・ドラマ『ビッグ・リトル・ライ』でプライムタイム・エミー賞監督賞を受賞。今後が期待されており、新作の企画もあった様子。
Embed from Getty Images製作パートナーのネイサン・ロスは「彼は真のアーティストで、愛すべき男だった。彼と仕事をした者なら誰でもその才能に気づかずにはいられないだろう。私にとって仕事上のパートナーで友人で兄弟だった」と哀悼の意を述べている。