1991年7月、三大テノールの王、ルチアーノ・パヴァロッティの史上初の野外コンサートの模様を、クリアな映像で映画化した『劇場版 パヴァロッティ ハイドパーク コンサート〈デジタルリマスター〉』 がいよいよ1月14日(金)から公開。今回、パヴァロッティの圧倒的な歌声に魅了された秋川雅史、島津亜矢、藤澤ノリマサの3名から絶賛コメントが到着した。また、ダイアナ妃に向けて贈った『なんと素晴らしい美人』、イタリア民謡の『風に託そう私の歌』の本編映像も解禁された。

「こんなにも聴衆が熱狂するクラシックコンサートがかつてあっただろうか」

パヴァロッティにとって初の野外公演を映像化した本作は、1991年7月30日、ローリング・ストーンズやクイーンなどのロックコンサートで有名だったロンドンのハイドパークで行われた。当初は野外公演に消極的だったパヴァロッティだったが、当日は大雨にも関わらず、15万人以上の観客が広場に集まり、その圧倒的な歌唱力に大熱狂。歌劇『ルイザ・ミラー』『トスカ』の名曲や、彼の代表曲『誰も寝てはならぬ』に加え、祖国イタリアを想うナポリ民謡など、老若男女、誰もが楽しめるセットリストを披露した。

日本を代表するテノール歌手、秋川雅史は本作について「こんなにも聴衆が熱狂するクラシックコンサートがかつてあっただろうか。まさに歴史に残るコンサートである。」と絶賛、2019年まで5年連続紅白歌合戦に出場し、歌謡界随一の歌唱力で、歌怪獣と呼ばれる島津亜矢は「魂の歌声!!」と感嘆。ポップオペラの貴公子の異名を持つ藤澤ノリマサは「まさに声の世界遺産」と語った(コメント全文は以下にて)。

あわせて今回、本編のふたつの歌唱シーン映像が解禁。一つはパヴァロッティが『なんと素晴らしい美人』をダイアナ妃へ向けて贈るシーン。本公演をきっかけに永遠の友情を結んだ2人の、貴重な初対面シーンである。

この曲は、歌劇『マノン・レスコー』の第1幕で、騎士デ・グリューが、主人公マノン・レスコーを初めて見た際に、あまりの美しさに感動して歌ったアリアということもあり、パヴァロッティの大胆でストレートなアピールに、会場からは歓声が沸き上がった。

もう一つは、イタリア民謡『風に託そう私の歌』の歌唱シーン。明るい曲調だが、去ってしまった恋に想いを馳せる切ないラブソング。本公演では、歌劇の曲だけではなく、イタリア民謡も多く披露され、老若男女貧富問わず、その親しみやすいリズムに身体を揺らし、拍手を送った。

『劇場版 パヴァロッティ ハイドパーク コンサート〈デジタルリマスター〉〉は2022年1月14日(金)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー。

コメント⼀覧 ※50⾳順

秋川雅史 テノール歌手
こんなにも聴衆が熱狂するクラシックコンサートがかつてあっただろうか。まさに歴史に残るコンサートである。

島津亜矢 歌手
魂の歌声!!その場は、心も身体もずぶぬれ…私も!!

藤澤ノリマサ ポップオペラアーティスト
『まさに声の世界遺産』
パヴァロッティのハイドパークコンサートは歴史的なコンサートだと思う。
クラシックの世界の発想を見事に打ち破った瞬間だと思った。
15万人を超える観客の前でオペラアリアなどを歌うコンサートが出来るのはパヴァロッティがいかに偉大な歌手だったかという証明にもなる。
ポップスやロックコンサートのようにマイクを使い、野外でオペラアリアを披露するこのコンサートはクラシック界に衝撃が走ったのではないだろうか。
パヴァロッティは「まさに声の世界遺産」である。

作品情報

劇場版 パヴァロッティ ハイドパーク コンサート〈デジタルリマスター〉
2022年1月14日(金)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー 

出演:〈テノール〉ルチアーノ・パヴァロッティ〈フルート〉アンドレア・グリミネッリ 〈演奏〉フィルハーモニア合唱団 フィルハーモニア管弦楽団 〈指揮〉レオーネ・マジエラ
監督:クリストファー・スワン プロデューサー:アンディ・ウォード 会場:ハイドパーク
公演日:1991年7月30日/ビスタ/98分/イタリア語、ナポリ語、フランス語、ドイツ語/カラー/5.1chデジタル/字幕翻訳: 古田由紀子/
原題: Pavarotti in Hyde Park

配給:ギャガ GAGA★ 提供:dbi inc.

© Decca Classics2021

公式サイト gaga.ne.jp/pavarotti-hp

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