鬼才レオス・カラックス監督が初めて全編英語でミュージカルに挑み、アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールを主演に迎えたダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』(4月1日公開)よりシーン写真9点が解禁された。いずれもカラックスの類稀なる映像美とその魅力が最大限に切り取られたものとなっている。

35年間で発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックス。1984年、24歳の若さでカンヌ映画祭に登場した『ボーイ・ミーツ・ガール』、“アンファン・テリブル”(恐るべき子ども)とカラックスの名を世界中に知らしめた『汚れた血』、二度の撮影中断に見舞われながらもロングラン大ヒットを記録した『ポンヌフの恋人』、ハーマン・メルヴィルの小説を原作に映画化を挑んだ『ポーラX』、そして謎に満ちた迷宮的な内容が高く評価された『ホーリー・モーターズ』と、その一作一作で既存のジャンルを軽々と超える新たな映画体験を生み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得してきた。



その最新作『アネット』は、本作の製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーと実力派マリオン・コティヤールを主演に迎え、初めて全編英語でミュージカルに挑んだ作品。スパークスがストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、カラックスの出会いによって映画へと発展、劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品が完成した。また、カラックスが「父親になってからの映画」とその特別な想いを語る本作には、カラックス自身の人生が色濃く反映されていることも見所の一つとなっている。
今回解禁されたシーン画像では、本作の原案と音楽を務めたバンド「スパークス」や、レオス・カラックス監督とその娘らとともに、出演キャストたちが勢揃いしている様子が確認できる。

まるで舞台のオープニング挨拶かのように一斉にひざまづく不思議なシーンや、スタンダップコメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と、国際的に有名なオペラ歌手アン(マリオン・コティヤール)の仲睦まじい様子も。
またそこから一転、大海の嵐の中で言い争うように二人が絡み合う姿を捉えたものに加え、アンが自宅のプールでくつろぐ、愛らしい水着の姿も。いずれもカラックスならではの唯一無二の世界観を捉えた画像となっている。




『アネット』は4月1日(金)ユーロスペースほか全国ロードショー。
アネット
2022年4月1日(金)ユーロスペースほか全国ロードショー
監督:レオス・カラックス
原案・音楽:スパークス 歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC
キャスト:アダム・ドライバー、マリオン・コティヤールほか
上映時間:140分
原題:Annette
配給:ユーロスペース
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