『パワー・オブ・ザ・ドッグ』で現在賞レースを席巻しているキルスティン・ダンストの次回作が決定した。『エクス・マキナ』のアレックス・ガーランド監督が気鋭スタジオ「A24」と再びタッグを組む新作アクション映画 『シビル・ウォー(原題)』(Civil War)に出演する。

"Kirsten Dunst" by Eva Rinaldi Celebrity Photographer is licensed under CC BY-SA 2.0
想像上の「第二次南北戦争」を描く物語か
米「バラエティ」などの報道によれば、 映画の詳しい内容は明らかになっていないものの、近未来のアメリカが舞台の壮大な物語になるという。タイトルの「Civil War」は「内戦」を意味する言葉で、特にアメリカでは「南北戦争」のことを指す。未来のアメリカが舞台なので、想像上の「第二次南北戦争」が描かれるのではないかと言われている。
これまでに『ザ・ビーチ』の原作、『28日後…』の脚本なども手がけ、『エクス・マキナ』ではアカデミー賞脚本賞にノミネートされたガーランドが監督・脚本を兼任する。ダンストのほか、『ナルコス』のヴァグネル・モウラ、『DUNE/デューン 砂の惑星』のスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、『パシフィック・リム:アップライジング』のケイリー・スピーニーらが出演する。
ジェーン・カンピオン監督と組んだ『パワー・オブ・ザ・ドッグ』で未亡人ローズ役を演じているダンストは高い評価を受け、第28回全米映画俳優組合賞(SAG賞)助演女優賞にノミネート。本年度・第94回アカデミー賞でも最有力候補の一人と目されている。