日本でも大ヒットした『シベールの日曜日』などで知られるドイツ出身のベテラン俳優ハーディ・クリューガーが2022年1月19日カリフォルニア州で死去したことを広報が発表した。93歳だった。

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クリューガーは15歳で俳優デビューしたが第二次世界大戦のためキャリアを中断。戦後活動再開し、英語、フランス語、ドイツ語が堪能だったためハリウッド映画にも出演するようになった。ジョン・ウェインと共演した『ハタリ!』(62)をはじめ『飛べ!フェニックス』(65)などで地位を確立。日本ではフランス映画『シベールの日曜日』(62)が大ヒットして人気を博した。
ほかに『ネレトバの戦い』(69)『赤いテント』(70)『太陽にかける橋/ペーパー・タイガー』(74)『バリー・リンドン』(75) 『遠すぎた橋』(77)『ワイルド・ギース』(78)『シークレット・レンズ』(82)など多くのヒット作に出演。
広報担当によれば、全く突然の死だったということで、病気などはしていなかったという。息子のハーディ・クリューガー・ジュニア、娘クリスティアーネ・クリューガーも俳優になっている。