『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピール監督が、『ゲット・アウト』で組んだダニエル・カルーヤを新作『ノープ(原題)』(Nope)で再び起用した理由を明かした。『ノープ』の脚本を執筆しているときからカルーヤを想定していたという。

ジョーダン・ピール
Peabody Awards, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons
「彼の“温かみ”が、狂気的な場面でも観客を包み込むんです」

『ノープ』はピール監督の長編3作目。カリフォルニアを舞台に、馬の調教牧場のオーナーと住民たちを襲う恐ろしく異常な出来事を描く。カルーヤのほか、『ハスラーズ』のキキ・パーマー、『ミナリ』のスティーヴン・ユァンら豪華スターが名を連ねている。

現在公開されている米予告編では、空を見上げ、恐怖で叫ぶカルーヤたちの姿が映し出されているが、彼らを襲う「何か」の正体は謎のまま。エイリアンか、モンスターか、それともまったく別の何かなのか、ファンの間でも様々な憶測を呼んでいる。

このたび「Empire」誌のインタビューに応じたピール監督は、ダニエル・カルーヤを再び起用した理由について次のように語っている。

「『ノープ』の脚本はダニエルを想定して書きました。壮大で異世界の対決をする運命にある謙虚な男の役です。ダニエルの技量は別次元のものですが、彼の“温かみ”が、狂気的な場面でも観客を包み込むんです。悪夢を見ているような映画でも、彼が画面にいるときは“彼と一緒なら安心だ”という感覚になる。それだけで十分なのです」

ダニエル・カルーヤ
Gage Skidmore from Peoria, AZ, United States of America, CC BY-SA 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0, via Wikimedia Commons

ピール監督の『ゲット・アウト』で高い評価を受けたカルーヤは第90回アカデミー賞の主演男優賞にノミネート。今回もピールの期待に応えた「別次元」の演技を披露してくれそうだ。

『ノープ』の全米公開は2022年7月22日の予定。

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