第93回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞したマッツ・ミケルセン主演作のデンマーク映画『アナザーラウンド』が、ハリウッドでリメイクされる。米Varietyによると、レオナルド・ディカプリオの製作会社アピアン・ウェイが英語リメイク権を獲得、出演にも意欲的だという。
Embed from Getty Imagesレオナルド・ディカプリオ
第86回アカデミー賞外国語映画賞(※)にノミネートされた『偽りなき者』(2012)のトマス・ヴィンターベア監督がマッツ・ミケルセンと再び組んだ『アナザーラウンド』。マッツ演じる高校教師と同僚3人が「一定の血中アルコール濃度を維持すると仕事の効率が良くなる」という理論を検証するために、日常的に酒を摂取するというストーリーだ。
昨年9月の第45回トロント国際映画祭でお披露目され、ゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー賞など映画祭や賞レースを賑わせていた本作。リメイク権についてはオスカー前から注目されており、レオナルド・ディカプリオの製作会社アピアン・ウェイのほか、ジェイク・ギレンホールやエリザベス・バンクスらの製作会社も争奪戦に参入していたと報じられている。
Embed from Getty Imagesトマス・ヴィンターベア監督(左)とマッツ・ミケルセン。写真は2020年10月のリュミエール映画祭より
ハリウッド版では、マッツ・ミケルセンが演じた役でレオナルド・ディカプリオの出演が期待されているが正式な契約は結ばれておらず、監督や脚本家も未定。オリジナル版の監督と共同脚本を務めたトマス・ヴィンターベアは製作総指揮として参加し、プロデューサー陣も続投する。
『アナザーラウンド』は2021年9月3日(金)より全国公開。
※第92回よりアカデミー国際長編映画賞に名称変更