5月26日に急逝した米俳優レイ・リオッタを偲んで、米「Variety」が彼のベスト・パフォーマンス映画10を発表した。

レイ・リオッタ
Georges Biard, CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, via Wikimedia Commons
ケヴィン・コスナー「私の心の中では彼は常に“シューレス”・ジョー・ジャクソンです」

映画撮影のため滞在していたドミニカ共和国で死去したレイ・リオッタ。就寝中に死去したとされ、死因などは不明。67歳だった。米「Variety」は彼を「偉大な性格俳優」と呼び、その名演を偲んでベスト・パフォーマンス映画10を発表した。

1位に選ばれたのは、マーティン・スコセッシ監督が実話を基に描いたギャング映画『グッドフェローズ』。リオッタは実在するアメリカのギャングスター、ヘンリー・ヒル役で主演を務めた。共演者ロバート・デ・ニーロは「レイの逝去を知り、大変悲しく思います。私たちを残していくには、あまりにも若すぎます。彼のご冥福をお祈りします」と追悼コメントを発表している。

2位は、ウイリアム・パトリック・キンセラの小説をケヴィン・コスナー主演で映画化した『フィールド・オブ・ドリームス』。リオッタが演じたのは、八百長事件に関与したとして永久追放処分された実在の野球選手“シューレス”・ジョー・ジャクソン。ケヴィン・コスナーは「レイ・リオッタの訃報に接し、胸が張り裂けそうです。彼は素晴らしい遺産を残していますが、私の心の中では常に“シューレス”・ジョー・ジャクソンです」と亡き共演者について語っている。

3位はジョー・カーナハン監督の犯罪映画『NARC ナーク』。刑事殺害事件の容疑者を追う潜入捜査官ヘンリー・オークがリオッタの役どころ。「Variety」は本作のリオッタの演技について「言葉の端々に役の思いが感じられる、彼のベストパフォーマンスのひとつ」と高く評価している。

「Variety」が選んだレイ・リオッタのベスト・パフォーマンス映画10は以下の通り。

1 グッドフェローズ(1990)

2 フィールド・オブ・ドリームス(1989)

3 NARC ナーク(2002)

4 サムシング・ワイルド(1986)

5 不法侵入(1992)

6 マリッジ・ストーリー(2019)

7 コップランド(1997)

8 スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい(2006)

9 ラット・パック/シナトラとJFK(1998)※日本劇場未公開

10 コリーナ、コリーナ(1994)

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