伝説のパンク・バンド「ザ・ポーグズ」シェイン・マガウアンの人生に迫るドキュメンタリー『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』がいよいよ本日6月3日(金)、渋谷シネクイントほか全国順次公開。このたび、本作の製作を務め、インタビュアーとしても出演しているジョニー・デップのインタビュー映像が解禁された。

本作は、アイリッシュ・パンクという一大ジャンルを築き上げた伝説の英パンク・バンド「ザ・ポーグズ(THE POGUES)」のフロントマンで、多くのミュージシャンが愛して止まない天才シンガー、シェイン・マガウアンの破天荒すぎる音楽人生を30年来の友人ジョニー・デップ製作でドキュメンタリー映画化した作品。爆弾発言だらけのシェインのインタビュー映像に加え、貴重なライブ映像や、米国の作家ハンター・S・トンプソンのコラボで知られるイラストレーター、ラルフ・ステッドマンによるアニメーションを交えながら、彼の半生を丸裸にしていく。
シェインを記録することについてジュリアン・テンプル監督は「彼の映画を撮ることは容易ではありません。デイビッド・アッテンボロー(動物学者)の映画が一番近いと思います。対象を見つけると自動でシャッターが切られるカメラを仕掛け、ユキヒョウが現れるのをじっと待つように」と述べている。シェインも度々ライブで訪れたここ日本にも、本日ついに上陸! いいことばかりじゃない私たちの人生を鼓舞してくれる、破天荒パンクドキュメンタリーの傑作が誕生した。
このたび、映画公開を記念して、ジョニー・デップとジュリアン・テンプル監督の貴重なインタビュー映像が解禁。本作の製作を務め、インタビュアーとしても出演しているジョニーは、シェインの還暦パーティーでギターを弾いたり、結婚式へお祝いに駆けつけたりした。
そんな親交が深い2人が出会ったのは今からおよそ30年前のロンドン。「シェインに初めて会ったのは僕がロンドンにいた時だった。ビリヤード台に座っていたシェインを紹介されたんだ。左手にはボロボロのアコースティックギター。右手にはビールを持ってた。まったくの初対面だった。紹介されて、あいさつをしたら彼はこんな感じだった」と言って、身振り手振りでシェインを全力でモノマネするジョニー。その姿はジャック・スパロウ船長さながら…名演技だ。
続けてジョニーは、「それでもう僕は嫌われたんだと思った。憧れの人に嫌われたとね」と心のうちを明かす。「翌日、シェインが会いたいと言っていると電話があった。それで友人になったんだ。彼はこうやって人を試すのさ」とシェインと友人になったきっかけを語る。ジュリアン監督は「アイルランドの偉人と同様、彼なりの流儀がある」とシェインについて語った。
あわせて解禁された場面写真はパブで語らうジョニーとシェインの姿を捉えていて、シェインの妻ヴィクトリアも加わり家族ぐるみの仲の良さが伺える。
『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』はいよいよ本日6月3日(金)渋谷CINE QUINTOほか全国順次公開。
シェイン 世界が愛する厄介者のうた
2022年6月3日(金)渋谷CINE QUINTOほか全国順次公開
製作:ジョニー・デップ
監督:ジュリアン・テンプル(『ビギナーズ』、『セックス・ピストルズ/グレート・ロックンロール・スウィンドル』)
出演:シェイン・マガウアン、ジョニー・デップ、ボビー・ギレスピー、モーリス・マガウアン、シヴォーン・マガウアン、ヴィクトリア・メアリー・クラーク、ジェリー・アダムズ、ボノ他
2020年/アメリカ・イギリス・アイルランド/130分/英語/日本語字幕:髙内朝子/字幕監修:ピーター・バラカン R18+
英題:Crock of Gold: A Few Rounds with Shane MacGowan
配給:ロングライド
© The Gift Film Limited 2020