“黒い夏”と呼ばれる、2019年~の豪州大規模森林火災をテーマにした海外ドラマ『FIRES~オーストラリアの黒い夏~』が7月4日(月)より「スターチャンネルEX」にて独占配信決定。このたび予告映像と日本版キーアート、場面写真が解禁された。

本作は、オーストラリアで猛威を振るった2019年~の大規模森林火災を経験した人々の実話にインスパイアされた、オーストラリア国営放送局・ABCが手掛けた6話構成のアンソロジー。“黒い夏(Black Summer)”と呼ばれる、2019年秋から2020年上旬にかけてオーストラリアで約半年間にわたり猛威を振るった森林火災は、犠牲者33人、 30億頭以上の野生動物が犠牲になり、3000戸以上の住宅が焼失するという甚大な被害をもたらした。
クリエイターのトニー・エアーズは、命からがら火災を生き延びた友人を持ちながら、当時何もできない自分に無力さを感じ「ストーリーテラーとして、ドラマを通じてこのトラウマ的な経験を周りの人と話し乗り越える機会になれば」と、大きな被害を受けたニューサウスウェールズ州北部在住で、実際に家を失った多数の友人に住む場所を提供していたベリンダ・チャイコと共に制作を決意した。この惨事を身近に経験した2人だからこそ作れたリアルな描写と人々の心に寄り添った脚本に心を揺さぶられる。

出演は『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』や『ベイビー・ティース』で注目度急上昇中のエリザ・スカンレン、『アバター』のサム・ワーシントン、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのミランダ・オットー、 『FRINGE/フリンジ』のアナ・トーヴら。通常ハリウッドなど海外で働いていて不在のことが多いビッグネームの俳優たちだが、コロナ禍で帰国していたために豪華なキャスティングが実現し、6話構成のアンソロジー各回に豪華さと安定感を与えている。

また、スカンレンと共に消防隊員を演じた『ウェントワース女子刑務所』にも出演のハンター・ペイジ=ロカードをはじめとする先住民族アボリジナルのキャストや、アジア系、アフリカ系など多様なオーストラリアを表した配役にも注目。

このたび解禁された予告映像では、オーストラリアの雄大な自然の中、笑顔の人々の背後に、空に立ち込める暗雲と、天空まで真っ赤に染め上げる炎の様子が映し出されるところから始まる。
果敢にも消火活動に尽力する消防士の姿と、人間ではとても抵抗不能な自然の力を前に深く戸惑う住民たちの姿が描かれる。都市部の空までもが火災により異常な黄色に染まる様子や炎の迫力に圧倒され、緊張感の絶えない予告映像になっている。
2021年9月にオーストラリア国営放送・ABCで初放送された本作は、オーストラリア・アカデミー賞で合計10部門にノミネートされ、テレビ部門の作品賞、音響賞、撮影賞の3冠に輝いた。イギリスでは同年10月にBFIロンドン映画祭で上映された。
FIRES~オーストラリアの黒い夏~
(全6話)
<配信>「スターチャンネルEX」
【字幕版/吹替版】 7月4日(月)より独占配信開始
作品ページ:https://ex.star-ch.jp/special_drama/kxxzZ
<放送>BS10 スターチャンネル
【字幕版】 8/30(火)より 毎週火曜よる11:00 ほか
【吹替版】 9/1 (木) より 毎週木曜よる10:00 ほか ※8/27(土)吹替版 第1話 無料放送
公式ページ:https://www.star-ch.jp/drama/fires
【製作総指揮・脚本】トニー・エアーズ、ベリンダ・チャイコほか
【監督】マイケル・ライマー(『ハンニバル』シリーズ)ほか
【出演】エリザ・スカンレン、サム・ワーシントン、ハンター・ペイジ=ロカード、アナ・トーヴ、リチャード・ロクスバーグ、ミランダ・オットーほか
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