イギリスの国民的キャラクターを実写映画化した世界的ヒットシリーズ『パディントン』第3弾のタイトルが『パディントン・イン・ペルー(原題)』(Paddington in Peru)に決定。また新たな監督としてCMディレクターとして活躍するドゥーガル・ウィルソンが起用されたことが発表された。米「The Hollywood Reporter」が伝えている。

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「前2作の大ファンとして、パディントンの物語を続けることにとても興奮しています」

映画『パディントン』シリーズは40か国語以上で翻訳されているベストセラー児童文学「くまのパディントン」を原作とする作品。ペルーのジャングルから憧れのロンドンへやって来た“紳士すぎる”クマのパディントンが都会で巻き起こす大騒動を描く。2014年に第一弾が誕生、2017年に続編が製作され、全世界で5億ドル以上の興行収入を記録する大ヒットシリーズになった。先日行われたエリザベス女王の即位70周年を祝うプラチナジュビリーでは、女王とパディントンが“奇跡の共演”を果たしたことも大きな話題を呼んだ。

シリーズ第3弾のプロットは明らかにされていないが、今回発表されたタイトルからすると、パディントンが故郷ペルーに舞い戻り、新たな冒険を繰り広げるのかもしれない。キャストも現時点で発表はまだ。前2作およびエリザベス女王との共演映像ではベン・ウィショーがパディントンの声を担当している。

前2作の監督と脚本を務めたポール・キングは現在、ティモシー・シャラメ主演の『チャーリーとチョコレート工場』前日譚『ウォンカ(原題)』(Wonka)に取り組んでいるため今回は製作に回り、CM業界でその手腕を高く評価されているドゥーガル・ウィルソンが新たにメガホンを取る。

アップル、イケアなどのCMを手掛けてきたウィルソンは本作が劇場映画長編デビュー作。「前2作の大ファンとして、パディントンの物語を続けることにとても興奮しています(少し怖気づきながらも)。大きな責任ですが、3作目を作ることに全力を注ぎます。多くの人がこの特別なクマに寄せる愛に敬意を表して」と意気込みを語っている。

2023年に主な撮影がスタートし、ロンドンとペルーの両方でロケが行われる予定。

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