『クラッシュ』のデヴィッド・クローネンバーグが脚本・監督を務めるSFスリラー『Crimes of the Future(原作)』に、すでに出演の噂があったヴィゴ・モーテンセンのほか、クリステン・スチュワート、レア・セドゥが参加するとHollywood Reporterなどが報じている。
Embed from Getty Imagesヴィゴ・モーテンセン
Embed from Getty Imagesクリステン・スチュワート
Embed from Getty Imagesレア・セドゥ
2014年の『マップ・トゥ・ザ・スターズ』以来の監督作はオリジナル脚本
本作は、1999年製作の『イグジンステンズ』以来となるクローネンバーグのオリジナル脚本。人類が人工的な環境に適応し始めた近未来を舞台に、自分の体に新しい器官を芽生えさせたパフォーマンスアーティストの姿が描かれるという。クローネンバーグは本作について“未来にやり残したことがある”と語っている。
ヴィゴ・モーテンセンとクローネンバーグのタッグは『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(05)、『イースタン・プロミス』(07)、『危険なメソッド』(11)に続いて4度目。モーテンセン含め、今回発表されたキャストの役どころは不明だが、今年8月からギリシャで撮影が始まる予定。
Embed from Getty Images4回目のタッグを組むヴィゴ・モーテンセンとデヴィッド・クローネンバーグ
クローネンバーグは1970年にも同タイトルの作品を発表しており(日本では『クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立』のタイトルで1988年に公開)こちらは、皮膚科医が師匠である狂気の皮膚科医アントワーヌ・ルージュを探してさまようという実験的なSF映画となっている。