韓国の名優ファン・ジョンミン主演作『人質 韓国トップスター誘拐事件』(9月9日公開)の特別映像が公開された。ピル・カムソン監督とファン・ジョンミンが本作にかけた思いと撮影秘話について語っている。

『哭声/コクソン』『アシュラ』など出演作ごとに全く違う顔を見せ、韓国では主演作の累計観客動員が1億人を超える “1億俳優”と呼ばれる人気俳優ファン・ジョンミン。本作は、彼本人が“ファン・ジョンミン”を演じるというセンセーショナルな設定で話題を呼び、2021年の公開時には韓国中で話題騒然となったリアル・サスぺンス・アクション。「イカゲーム」のイ・ユミ、「梨泰院クラス」のリュ・ギョンスなど若手最注目俳優も共演。ファン・ジョンミンのキャリア“集大成”というべき入魂の一作だ。
このたび解禁されたのは、ピル・カムソン監督とファン・ジョンミンが本作について語る特別映像。出演に対する想いを語るファン・ジョンミンやそんなファン・ジョンミンを大絶賛するピル・カムソン監督のコメントが収められている。
「実際にファン・ジョンミンが誘拐されたら」──そんな妄想が始まりだと本作の誕生秘話についてファン・ジョンミンは語る。それに対し、監督は「(もしファン・ジョンミンが誘拐されたら)演技力で誘拐犯をだまし、脱出するのではないかと思いました」と本作の構想を発展させていったという。
また、“主演ファン・ジョンミンにして、主人公ファン・ジョンミン”という、大物俳優が誘拐事件の人質となるトップスターを実名で演じる前代未聞の設定について、本人は「私が“ファン・ジョンミン”を演じるなんて簡単だろうと皆さんそう思うでしょう。実際にはすごく難しかった」と本音を漏らす場面も。

一方、本作のメガホンをとったピル・カムソン監督は、ファン・ジョンミンを大絶賛。「悩みましたがやはり彼しかいなかった。皆が認める最高の演技力を持った俳優です。彼は感覚の鋭い野生馬のようで、脚本を書いて演出する私よりも作品をよく理解していた」と脱帽する。
さらに撮影の裏話として、コンビニの前で誘拐犯と初めて遭遇するシーンについて、本来“ファン・ジョンミンが犯人に侮辱され、気分は悪いがその場を避ける”というシナリオだったが、本人は「俺だったらこうはしない。俺だったらその場ですぐ対応する」「もっとひどい悪口を言ってほしい」と発言──ともすれば本人のイメージに関わる敏感な部分にも関わらず、「その方がよりリアルで良い」として撮影を進めたというエピソードを披露している。
『人質 韓国トップスター誘拐事件』は9月9日(⾦) シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国ロードショー。
人質 韓国トップスター誘拐事件
2022年9月9日(⾦) シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国ロードショー
STORY
記者会見からの帰宅途中、韓国の有名俳優ファン・ジョンミンが突然拉致された。パイプ椅子に縛りつけられた状態で意識を取り戻したジョンミンは、自分が大金目当で誘拐されたことを知る。しかもゲームを楽しむように彼を誘拐した若者たちは、ソウルを震撼させている猟奇殺人事件を起こした凶悪集団だった。
監督:ピル・カムソン
出演:ファン・ジョンミン『ただ悪より救いたまえ』 イ・ユミ「イカゲーム」 リュ・ギョンス「梨泰院クラス」
2021年/韓国/韓国語/94分/シネスコ/5.1ch/原題:인질/字幕翻訳:根本理恵/提供:ツイン、Hulu/配給:ツイン/G
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