インドネシア発の独創的な愛と復讐のドラマ『復讐は私にまかせて』がいよいよ今週末8月20日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にて劇場公開。このたび、インドネシア伝統武術“シラット”の壮絶肉弾アクションシーンを収めたメイキング映像&本編映像が解禁された。

「2人共ほとんどのアクションシーンはスタントを使わずに本人が演じています」

本作は、トラウマにもがくケンカ最強の男女の壮絶な運命を描くラブ&バイオレンス。監督は、国内外で多くの受賞歴を誇るインドネシア映画の俊英エドウィン。往年の香港カンフー映画、タランティーノ、Jホラーへのオマージュをうかがわせる仕掛けは観客の好奇心を駆り立て、バイオレンス、コメディ、エロスのエッセンスを散りばめた世界は、予測不能のスリルにみなぎっている。

このたび解禁されたのは、起伏に富んだ採石場を舞台に繰り広げられる猛烈な肉弾アクションシーンの一部とそのメイキング映像。

勃起不全の苛立ちのはけ口を求めるようにケンカ相手を物色するアジョは、悪名高き実業家のレベを叩きのめしてやろうと思い立つ。しかし採石場に乗り込むと、レベに雇われた女ボディガードのイトゥンが立ちはだかる。

華奢な外見からは想像もつかないほど身体能力が高く、好戦的なイトゥンは、伝統武術シラットの使い手だった。さすがのアジョもイトゥンの猛攻に大苦戦を強いられ、互角のファイトの末に両者ノックダウン。それがふたりの運命的な恋の始まりだった…。

主人公アジョを演じるマルティーノ・リオとヒロインのイトゥン演じるラディア・シェリルは撮影に入る2か月前からアクション練習を開始、本作に挑んだという。

イトゥン役のラディア・シェリルは今までアクション経験がなく本作が初となる、伝統武術シラットを使いこなす手練れの殺し屋という役柄の為、ハードな練習を積み重ね、はじめてとは思えないほどの見事なアクションを披露している。

プロデューサーのメイスクは2人のアクションシーンについてこう語る。「2人にとって、アクションシーンはかなり難しい場面だったと思います。2人共ほとんどのアクションシーンはスタントを使わずに本人が演じています。特にアジョとイトゥンが最初に出会った採石場での戦闘シーンは、どちらにとっても最も難しいシーンだったと言えます。高度な足技や寝技などを使う場面でしたが、全て本人たちが演じています」。

メイキング映像では埃立つ採石場で黙々と練習に励んでいる様子、山場から転がり落ちる様子、組み手の練習中に腰を負傷し治療を受けている様子など過酷な撮影現場が確認できる。

互角な戦いを見せるアジョとイトゥンの死闘にくぎ付けになること間違いなしの『復讐は私にまかせて』は8月20日(土)シアター・イメージフォーラム他全国順次公開。

作品情報

復讐は私にまかせて
2022年8月20日(土)シアター・イメージフォーラム他全国順次公開

STORY
1989年、インドネシアのボジョンソアン地区でケンカとバイクレースに明け暮れる青年アジョ・カウィルが、クールで美しく、男顔負けの強さを持つ女ボディガードのイトゥンとの決闘に身を投じ、情熱的な恋に落ちる。実はアジョは勃起不全のコンプレックスを抱えていたが、イトゥンの一途な愛に救われ、ふたりはめでたく結婚式を挙げる。しかし幸せな夫婦生活は長く続かなかった。アジョから勃起不全の原因となった少年時代の秘密を打ち明けられたイトゥンは、愛する夫のために復讐を企てるが、そのせいで取り返しのつかない悲劇的な事態を招いてしまう。暴力と憎しみの連鎖にのみ込まれた彼らの前に、ジェリタという正体不明の“復讐の女神”が舞い降りるのだった……。

監督:エドウィン 撮影:芦澤明子 出演:マルティーノ・リオ ラディア・シェリル ラトゥ・フェリーシャ レザ・ラハディアン

2021│インドネシア、シンガポール、ドイツ│インドネシア語│115分│ビスタ│5.1ch│カラー│PG-12

原題:Seperti Dendam, Rindu Harus Dibayar Tuntas

配給:JAIHO

Ⓒ 2021 PALARI FILMS. PHOENIX FILMS. NATASHA SIDHARTA. KANINGA PICTURES. MATCH FACTORY PRODUCTIONS GMBH. BOMBERO INTERNATIONAL GMBH. ALL RIGHTS RESERVED

公式サイト https:// fukushunomegami.com

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