知られざる世界最古のワイン産地の一つ、レバノンのワインの世界に迫るドキュメンタリー映画『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』(11月18日公開)の予告編が完成した。

古くから地中海の交易の中心のひとつであった中東の小国レバノン。度重なる戦争に翻弄されてきた国だが、実は知られざる世界最古のワイン産地の一つだ。レバノンワインの起源は5千年前とも、一説には7千年前ともされる。
本作には、世界的に高い評価を受けているシャトー・ミュザールの2代目で「レバノンワインの父」と評されているセルジュ・ホシャール他、戦争中もワインを作り続けてきた不屈のワインメーカーたちが登場。戦争ではなく平和をもたらすために内戦中にワイン造りを始めた修道院の神父や、虐殺が起こった故郷の村で村の再起のためにワイナリーを続ける夫婦など、極限の状況でもワインを造り続けてきた11のワイナリーのワインメーカーたちが人生哲学や幸福に生きる秘訣を語る。
このたび解禁された予告編は「レバノン、そこは世界で最も古く、危険なワイン生産地の一つ」という言葉から始まる。
映像では、レバノンで戦争中もワインを作り続けてきた不屈のワインメーカーたちが、「毎日を可能な限りいい日にする」「人生もゆっくり味わうべきだ」と人生哲学や幸福に生きる秘訣を語っていく。
また、世界的ベストセラー作家『食べて、祈って、恋をして』著者エリザベス・ギルバートなどが登場し、レバノンワインの世界へ誘う。

予告編は「ワインは実に偉大な師だ。人々の心を通わせるのだからね。心が通うと人々は平和になる。戦争はしない」という言葉で締めくくられている。
『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』は11月18日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー。
戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン
2022年11月18日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
監督:マーク・ジョンストン、マーク・ライアン
脚本 : マーク・ジョンストン、マーク・ライアン、マイケル・カラム
プロデューサー:マーク・ジョンストン
製作総指揮:セルジュ・ドゥ・ブストロス、フィリップ・マスード
撮影:マーク・ライアン
音楽:カリム・ドウアイディー
編集:マレク・ホスニー、マシュー・ハートマン
出演:セルジュ・ホシャール、マイケル・ブロードベント、ジャンシス・ロビ
ンソン、エリザベス・ギルバート、ミシェル・ドゥ・ブストロス、サンドロ・
サーデ、カリム・サーデ、ジェームス・パルジェ、ジョージ・サラ、ジャン=
ピエール・サラ、ナジ・ブトロス、ジル・ブトロス、ロナルド・ホシャール、
ガストン・ホシャール、ファウージ・イッサ、サミー・ゴスン、ラムジー・ゴスンほか
配給:ユナイテッドピープル
95分/アメリカ/2020年/ドキュメンタリー