兄ロンと弟ラッセルのメイル兄弟からなる唯一無二のバンド「スパークス」の音楽ドキュメンタリー映画『スパークス・ブラザーズ』(4月8日公開)の特別映像が解禁された。世界のポップカルチャーに影響を与えたスパークスの知られざる驚きの事実が、彼らを推すアーティストや俳優たちによって語られていく。

本作は『ラストナイト・イン・ソーホー』『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督が手掛けた初の音楽ドキュメンタリー映画。レオス・カラックス監督最新作『アネット』で原案・音楽を務めたことでも話題沸騰中のバンド「スパークス」の半世紀にもわたる活動を、貴重なアーカイブ映像やバンドが影響を与えた豪華アーティストたちのインタビューと共に振り返る。
今回解禁された特別動画には元ビートルズのポール・マッカートニー、俳優マイク・マイヤーズ、パロディ音楽家アル・ヤンコビックが登場。彼らの共通点とは…そう、「スパークスが好き」ということ。映像ではこのようなスパークスを敬愛する錚々たる顔ぶれが、自身とスパークスの出会いや受けた衝撃を語っている。
約50年も前に発表された「This Town Ain't Big Enough For Both Of Us」は、今月にApple公式YouTubeチャンネルで配信開始された新しいiPad AirのCMにも採用されるなど今も話題のスパークスの代表曲だが、イギリスの作家ニール・ゲイマンは本楽曲を聴いた時の感想を「こんなの初めてだって思った」とコメント。
続けて「評論家たちはおもしろいバンド(=スパークス)を過小評価する」と語るのはアコーディオン奏者アル・ヤンコビック。さらに『オースティン・パワーズ』でお馴染みのコメディ俳優マイク・マイヤーズは「私と兄は思ったよ。“やられた!すばらしい!”」と出会った時の衝撃を語る。
『ペット2』などに参加するコメディ俳優のパットン・オズワルドは「アヤシい動きが女性をひきつける」とラッセルを描写、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』などウェス・アンダーソン監督作常連の俳優ジェイソン・シュワルツマンはポールのパフォーマンスについて「ビートルズの一人がロンに扮装した。すごすぎる」と嘆声をもらす。
その他、ベックや、テイラー・スウィフトやロードのプロデュースも務めるジャック・アントノフらアーティスト、コメディアンたちから「スパークスは道を切り開いている」「アーティストは前進し続けないと」とスパークスへの賞賛が様々な角度から寄せられる。パットン・オズワルドは「彼らの曲は深堀りが必要だ。でも一度掘ると見返りは大きい」と話す。
ポール・マッカートニーにオマージュされ、ベックなど誰もが知るアーティストに影響を与え続けるスパークス。そんな彼らを「掘る」きっかけになること間違いなしの『スパークス・ブラザーズ』は4月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイント他全国公開。
スパークス・ブラザーズ
2022年4月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイント他全国公開
監督:エドガー・ライト『ラストナイト・イン・ソーホー』『ベイビー・ドライバー』
出演:スパークス(ロン・メイル、ラッセル・メイル)、ベック、アレックス・カプラノス、トッド・ラングレン、フリー、ビョーク(声)、エドガー・ライトほか
2021年/イギリス・アメリカ/カラー/ビスタ/英語/原題:The Sparks Brothers/141分/G/字幕翻訳:石田泰子/字幕監修:岸野雄一
配給:パルコ ユニバーサル映画
© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED