パンフレット兼映画雑誌という形態を取り、⼀⾵変わった切り⼝で映画を紹介するインディペンデント雑誌「ムービーマヨネーズ」の最新号が9⽉10⽇(⼟)、⾳楽ドキュメンタリー映画『アザー・ミュージック』の公開と合わせて、シアター・イメージフォーラムにて先⾏発売される。

豪華執筆陣による多彩な論考に加えて、本秀康による描き下ろし漫画も掲載

「ムービーマヨネーズ」は映画配給活動を⾏うグッチーズ・フリースクールが刊⾏しているシリーズ。

9 月 10 日に初日を迎える『アザー・ミュージック』と 10 月 7 日に初日を迎える『サポート・ザ・ガールズ』という 2 本のロードショー作品の W 仕様の公式パンフレットも兼ねたムービーマヨネーズ第 3 号のテーマは「お仕事」。2 本のロードショー作品の映画評やコラム、監督・キャストインタビューはもちろん、映画に描かれるレコード店やダイナーの特集、労働問題やハラスメントを扱ったページなど、ドキュメンタリーとフィクション映画の垣根なく、様々な角度から「お仕事」にまつわる映画を紹介していていく全 148 ページ、フルカラー、劇場特別価格 1,300 円(一般価格 1,800 円)となる。

ムービーマヨネーズの魅⼒の⼀つは豪華執筆陣による多彩な論考。⾳楽とレコード、そしてニューヨークの⽂化にも造詣の深い⻑⾕川町蔵や佐久間裕美⼦による『アザー・ミュージック』の映画評やコラム、⽥中東⼦や岡⽥育による、⼥性と働くこと、または⼥性と乳⾸に焦点をあてた『サポート・ザ・ガールズ』の論考、アメリカにおけるスポーツバーの存在に着⽬した鈴⽊透のコラムに加え、なんと本秀康による特別描き下ろし漫画「レコスケくん 僕の『アザー・ミュージック』の巻」も収録。

また、⼩津安⼆郎監督の原節⼦主演による紀⼦三部作を、クィア、フェミニズム批評の観点から評価する可能性を開いた、映画批評家ロビン・ウッドによる画期的な論⽂を初邦訳(翻訳:早川由真)。さらには澤部渡(スカート)や岡⽥拓郎、トクマルシューゴなど総勢 21 名のミュージシャンによる圧巻のディスクレビューも。

そのほか、ココナッツディスクやステレオレコーズなど国内⼈気レコード店や、松永良平(リズム&ペンシル)、#MeToo 以後のハラスメントと映画の関係を捉え返す⻄⼝想によるテキストなど、読みどころ満載の仕上がりとなっている。

9/10(⼟)よりシアター・イメージフォーラムにて先⾏発売後、順次、書店や『サポート・ザ・ガールズ』上映劇場のシモキタエキマエ-シネマ『K2』ほかで販売予定。

ムービーマヨネーズ
2022年9月10日(土)より、シアター・イメージフォーラムにて先行発売

編集部:降矢聡、関澤朗、吉田夏生|デザイナー:相川直希、佐川まりの、Kochy|刊行:グッチーズ・フリースクール

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