バラがすべての頑固なバラ育種家と、世間から見放されたド素人3人組が繰り広げる感動の逆転サクセス・ストーリー『ローズメイカー 奇跡のバラ』が5月28日(金)より全国公開。このたび主演を務めるフランスの大女優カトリーヌ・フロが着物姿で登場する本編の冒頭シーンの映像が解禁された。

本作はフランス郊外を舞台に、パリの新品種コンクールという大舞台に挑む元天才・バラ育種家のエヴ(カトリーヌ・フロ)と訳ありなド素人たちの奮闘を通して、「誰かと繋がることで人生はいつでも幾度でも花開く」ことを描く希望と感動の物語。
主人公エヴに扮するのは、フランスで最も栄誉あるセザール賞に10度ノミネート、その内『偉大なるマルグリット』他で見事に2度受賞、大ヒット作『大統領の料理人』でも知られる国民的大女優のカトリーヌ・フロ。色、形、香りと、究極の美を追求する本物のプロフェッショナルを、ユーモアと情熱を込めて演じきった。監督はセザール賞短編賞をはじめ、数々の賞に輝くピエール・ピノー。
このたび公開に先駆けて解禁された映像は、カトリーヌ・フロが着物姿で優雅に登場する映画冒頭の場面。登場職業訓練所から格安で雇われた3人が主人公のエヴ(カトリーヌ・フロ)のバラ園を訪問し、エヴがバラ園を案内していく。
「私が開発して特許をもっているバラよ」と胸を張るエヴに対してコソコソと「バラを開発?」とつぶやく3人。そんな3人をみて「バラが勝手に咲いているとでも? 馬のひづめの下? 本当に無知なのね。」と呆れるエヴ。
皮肉が冴えまくるエヴは、バラに関する知識も一切なく全くの素人である3人に対して言いたい放題! しまいには交配させる温室を紹介したにもかかわらず「立ち入り禁止!」と言い放ってしまう…。
バラがすべての頑固なバラ育種家と、世間から見放されたド素人3人組。ありえない出会いから、思いもよらない最高の奇跡はうまれるのか?
映像では、職業訓練所から格安で雇われた個性あふれる3人を演じる俳優たちにも注目。前科者のフレッドを演じたのは、インディーズ系ラッパーとしても活躍する、メラン・オメルタ。いつも反抗的ではあるものの、実は幼少期に親に捨てられた過去を持ち、どこか寂しさを抱える繊細な青年を見事に演じきった。頑固者のエヴと何度も衝突するものの人並外れた鋭い嗅覚をエヴに見出され、独り者同士のエヴとフレッドは少しずつ歩み寄っていくのだった。
定職に就き、安定した生活を送ることしか頭にない曲者のサミールを演じたのはフランスでコメディ俳優として高い人気を誇る『TAXi ダイヤモンド・ミッション』のファツァー・ブヤメッド。何をするにも正社員になることを条件にしようとするが、果たして定職に就くことはできるのか。
そして3人目は異様に内気で声が小さく、基本的なコミュニケーションさえままならないナデージュ。映画、舞台、TVと幅広く活躍するマリー・プショーが演じた。
悪天候、資金難と困難に次々と襲われるバラ園を、はみ出しものの3人がエヴと一緒に知恵と力を合わせて、難局を一つずつ乗り越えていく。住む世界の違う者たちが、ありえない出会いから、それぞれの生き方を変えていく。エンドロールですべての人が大輪の希望の花を受け取る、感動の物語だ。
ローズメイカー 奇跡のバラ
5月28日(金)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国ロードショー
監督・脚本:ピエール・ピノー
出演:カトリーヌ・フロ、メラン・オメルタ、ファツァー・ブヤメッド
2020年/フランス/フランス語/96分/原題:La Fine fleur 配給:松竹
THE ROSE MAKER © 2020 ESTRELLA PRODUCTIONS – FRANCE 3 CINÉMA – AUVERGNE-RHÔNE-ALPES CINÉMA