「フランスのケン・ローチ」と称えられる名匠ロベール・ゲディギャン監督最新作『海辺の家族たち』が本日5月14日(金)より、kino cinéma横浜みなとみらい、kino cinéma立川髙島屋S.C.館、kino cinéma天神ほか全国順次公開。このたび歳を重ねた主人公3人兄妹の若かりし頃の映像を収めた、30年以上前の貴重な映像を使用した青春時代シーンの本編映像が解禁された。

「人と人の繋がりが何よりも大切」だということを忘れられないラストシーンが教えてくれる

『海辺の家族たち』はマルセイユ近郊の小さな港町を舞台に、人生を変える出会いを描く忘れられない感動作。空と海を一望できる美しい入り江沿いにあり、かつては別荘地として賑わったが、今ではすっかり寂れた町で、過去にとらわれて絆を見失い、明日へと踏み出せない家族たちの姿が描かれる。

そんな彼らの未来が「人生を変える新しい出会い」を受け入れたことで再び輝き始める。こんな時代だからこそ「人と人の繋がりが何よりも大切」だということを、忘れられないラストシーンが教えてくれる作品だ。

監督を務めたのは、自身が生まれ育ったマルセイユを舞台に、労働者階級や移民など社会的に弱い立場の人々の人生を温かな眼差しで見つめ続け、「フランスのケン・ローチ」と称えられるロベール・ゲディギャン監督。

本国で半年以上のロングラン上映を成し遂げた大ヒット作『マルセイユの恋』や『幼なじみ』、『キリマンジャロの雪』などで高く評価され、ベルリン国際映画祭や、ヴェネチア国際映画祭、審査員も務めたカンヌ国際映画祭の常連でもある名匠が、映画人生40年の集大成となる作品を完成させた。

各俳優にそっくりの若い俳優ではなく30年以上前に本人たちが演じた貴重な映像

このたび解禁された本編映像では、主人公となる3人兄妹に父親を加えた4人の若かりし頃の映像が切り取られている。

4人で車に乗り込み、窓を開け放し音楽を流しながら楽しそうにはしゃぎながら海への道を走る。港に到着し、「遊泳禁止」「違反者は起訴」の注意書き看板を目にした4人は、ふざけ合って次々にお互いを海の中へと突き落としていく。最終的には全員海の中へと飛び込み、楽しそうに遊ぶ4人の若い姿が眩しく目に映る映像となっている。

実はこのシーン、各俳優にそっくりの若い俳優が回想シーンを演じている訳ではなく、正真正銘、30年以上前に本人たちが演じた映像。ロベール・ゲディギャン監督の『Ki lo sa?』という、1986年に製作された作品(日本未公開)から抜き出された映像で、地元フランス・マルセイユで同じ俳優を使って長年映画を撮り続けてきたロベール・ゲディギャン監督ならではの貴重な映像となっている。

この4人が歳を重ね、その後どんな人生を歩んできたのかは、ぜひ劇場で確認してみよう。

作品情報

海辺の家族たち
5月14日(金)より、kino cinéma横浜みなとみらい、kino cinéma立川髙島屋S.C.館、kino cinéma天神ほか全国順次公開中

【STORY】パリに暮らす人気女優のアンジェルは、20年ぶりにマルセイユ近郊の故郷へと帰って来る。家業である小さなレストランを継いだ上の兄のアルマンと、最近リストラされて若い婚約者に捨てられそうな下の兄のジョゼフが迎えてくれる。兄妹3人が集まったのは、父が突然、倒れたからだ。意識はあるもののコミュニケーションが取れなくなった父と、家族の思い出の詰まった海辺の家をどうするのか、話し合うべきことはたくさんあった。だが、それぞれが胸に秘めた過去が、ひとつひとつあらわになっていく。昔なじみの町の人々も巻き込んで、家族の絆が崩れそうになったその時、兄妹は入り江に漂着した3人の難民の子供たちを発見する──。

監督:ロベール・ゲディギャン
出演:アリアンヌ・アスカリッド、ジャン=ピエール・ダルッサン、ジェラール・メイラン、ジャック・ブーデ、アナイス・ドゥムースティエ、ロバンソン・ステヴナン
2016年|フランス|フランス語|カラー|ビスタ|DCP|5.1ch|107分|原題:La Villa|英題:The House by the Sea|レイティング:G|
字幕翻訳:宮坂愛

提供:木下グループ  配給:キノシネマ

© AGAT FILMS & CIE – France 3 CINEMA – 2016
公式HP:https://movie.kinocinema.jp/works/lavilla

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