2021年本屋大賞翻訳小説部門第1位を獲得した、全世界累計1,500万部突破の大ヒットミステリーの映画化『ザリガニの鳴くところ』(11月18日公開)の特別映像が解禁された。

ディーリア・オーエンズによる同名小説を映画化した本作は、不思議なタイトルからは想像もつかない、ひとつの殺人事件をめぐる息詰まるミステリー。両親に見捨てられながらもノースカロライナ州の湿地帯でたった一人、自然に抱かれて逞しく生きる少女の物語は、全米中の女性の心を掴み、2019年&2020年の2年連続でアメリカで最も売れた本に輝いた。
先日予告編が解禁されるや、世界中を魅了した“ただのミステリーではない”繊細な原作世界がどのように映像化されたのか、原作ファンから期待の声が相次ぐなか、ミステリー小説の先駆者である小説家エドガー・アラン・ポーが亡くなったことに由来する10月7日の「ミステリー記念日」に合わせて謎多き殺人事件に迫る新たな映像が解禁となった。
映像では“ザリガニが鳴く”と言われるほど自然があふれる湿地帯で発生した謎の殺人事件をめぐるミステリーをキャスト&スタッフが語る。ノースカロライナ州の湿地帯で青年の変死体が発見された事件の容疑者として逮捕されたのは6歳で家族に見捨てられ、湿地の中でたったひとり生き延びてきた無垢な少女・カイアだった…。
この映画化を熱望した製作のリース・ウィザースプーンが「主人公のカイアが本当に魅力的」と語り、リースとともに製作をつとめたローレン・ノイスタッターも「“彼女は本当に犯人なのか?”と問い続ける」と表現するように、指紋も足跡もない謎の殺人事件にもかかわらず、世間から見捨てられ“湿地の娘”として疎まれていた彼女が犯人として裁判にかけられるのはまさに“よそ者には罪を着せやすい”という理由だけに見える。
さらに、本作では裁判が進むにつれて想像を絶する過酷なカイアの半生と、周囲の人物たちとの予想もしない真実が徐々に明らかになっていく…。




しかし一方で、原作そのままに描き出された、美しくも時に残酷さを秘めた湿地帯の鬱蒼とした自然の中で育ったカイアについて監督のオリヴィア・ニューマンは「自然の摂理も描いている。(カイアの考え方は)社会の法則と一致するとは限らない」と明かしており、笑顔で語るカイアの「自然に善悪はないのかも」というセリフがミステリアスに響く。
はたして、無垢で孤独なヒロイン・カイアは本当に殺人事件の犯人なのか? この秋、全世界注目の美しくも残酷なミステリーから目が離せない!
『ザリガニの鳴くところ』は11月18日(金)全国の映画館で公開。
ザリガニの鳴くところ
2022年11月18日(金)全国の映画館で公開
ストーリー
ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年の変死体が発見された。容疑をかけられたのは、‟ザリガニが鳴く”と言われる湿地帯でたったひとり育った、無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に見捨てられ、学校にも通わず、花、草木、魚、鳥など湿地の自然から生きる術を学び、ひとりで生き抜いてきた。そんな彼女の世界に迷い込んだ、心優しきひとりの青年。彼との出会いをきっかけに、すべての歯車が狂い始める…。
原題: Where the Crawdads Sing
監督:オリヴィア・ニューマン
脚本:ルーシー・アリバー(『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』)
原作:ディーリア・オーエンズ/友廣 純 訳「ザリガニの鳴くところ」(早川書房)
製作:リース・ウィザースプーン/ローレン・ノイスタッター
出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ(「ふつうの人々(ノーマル・ピープル)」)/テイラー・ジョン・スミス(「シャープ・オブジェクツ」)/ハリス・ディキンソン
(『キングスマン:ファースト・エージェント』)/マイケル・ハイアット/スターリング・メイサー・Jr./and デヴィッド・ストラザーン(『ノマドランド』)
音楽:マイケル・ダナ(『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』アカデミー賞作曲賞受賞)
オリジナル・ソング:テイラー・スウィフト「キャロライナ」