『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督が手がけた、兄弟デュオ“スパークス”の音楽ドキュメンタリー『スパークス・ブラザース(原題)』(The Sparks Brothers)より予告編が解禁された。

『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ベイビー・ドライバー』など、音楽と結びついた作風が特徴のエドガー・ライト監督が大ファンを公言する“スパークス”は、LA出身のロンとラッセルのメイル兄弟によるロック&ポップ・デュオ。世界各地でカルト的な人気を誇り、昨年活動50周年を迎えた。日本でも熱いファンに支持され、単独来日公演やフジロックフェスティバル、サマーソニックなどのフェスにも出演経験がある。
本作は筋金入りのスパークスファンであるライト監督が、彼らの半世紀にわたるキャリアを掘り下げた音楽ドキュメンタリー。Empireによると、スパークスの熱狂的なファンだけでなく初心者にとっても魅力的な物語になっているとのこと。
Embed from Getty Imagesサンダンス映画祭のオンラインイベントに出演したエドガー・ライト監督とスパークスの二人
このたび公開された予告編では、ベックやレッド・ホット・チリペッパーズのフリー、ニュー・オーダーのスティーブン・モリスとジリアン・ギルバート、デュラン・デュランのニック・ローズとジョン・テイラーといった音楽界の巨匠をはじめ、パットン・オズワルト、ジェイソン・シュワルツマン、ジェーン・ウィードリンらバラエティ豊かな面々が登場。
アーカイブ映像やアニメーションでテンポよく構成され、ライト監督のセンスが冴えわたるスタイリッシュで遊び心に満ちた映像となっている。本編では、さらなるスパークスの50年間にわたる奇妙で素晴らしい音楽の旅へといざなってくれるはずだ。
『The Sparks Brothers(原題)』は6月18日に全米公開(初上映は2021年1月30日にバーチャルで開催されたサンダンス映画祭)、イギリスでは7月30日に公開予定。日本公開については現状未定となっている。
ライト監督の次回作は、アニャ=テイラー・ジョイ、トマシン・マッケンジー共演のホラー『Last Night in Soho(原題)』(2021年10月全米公開)。さらにスティーブン・キングがリチャード・バックマン名義で手掛けた小説「バトルランナー」の映画化を手掛ける予定。1987年に公開されたアーノルド・シュワルツェネッガー主演作のリメイクではないという。