伝説の歌姫ホイットニー・ヒューストンの半⽣を描く映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』(12⽉23⽇公開)のワールドプレミアがアメリカ・ロサンゼルスにて開催され、ホイットニー・ヒューストンを演じたナオミ・アッキー、彼⼥の⽣涯の⾳楽パートナーだったクライヴ・デイヴィスと彼を演じたスタンリー・トゥッチらが登場した。
ビートルズの記録を破り、シングル「Saving All My Love For You」以降 7 曲連続で全⽶シングル・チャート 1 位を獲得した歌姫ホイットニー・ヒューストン。その圧倒的な歌声は「THE VOICE」と称され、アルバムやシングルなどこれまでのトータル・セールスは 2 億枚を超える。さらにグラミー賞 6 冠など 400 を超える受賞歴はギネス世界記録に認定、⾳楽史に残る⼤偉業を成し遂げた。本作はそんな彼⼥の、ジャンルも⼈種も超えた「グレイテストソング」誕⽣の瞬間や、「歌いたい曲を、⾃分らしく歌う」ことに命を燃やした栄光の半⽣を、数々の No.1 ヒットソングとともに臨場感たっぷりに描ききる。主演を務めるのは『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のナオミ・アッキー。
このたび、全⽶公開を前に開催されたワールドプレミアには、ホイットニーをセレブレートする映画のプレミアに相応しくホイットニーの曲たちが流れ、ダンサーたちのクールなダンスとともに、ホイットニー・ヒューストンを演じたナオミ・アッキー、彼⼥の⽣涯の⾳楽パートナーだったクライヴ・デイヴィスと彼を演じたスタンリー・トゥッチ、夫ボビー・ブラウンを演じたアシュトン・サンダース、監督のケイシー・レモンズらが登場した。
歌姫ホイットニーを彷彿させるような煌びやかなシルバーのタイトなドレスで登場したナオミ・アッキーはホイットニーを演じるにあたって「すごく時間がかかりました。⾃信が持てるまで8か⽉はかかりました。アクセントのトレーニング、動きのトレーニングなど。素晴らしい経験でした」と思い返し、「彼⼥は粘り強く、パイオニアで怖いもの知らずでした。⾳楽のスキルは完璧。情熱を持って歌っていたので、彼⼥は今でもなお皆さんに愛されているのだと思います」と改めてホイットニーへの賛辞を送り「映画は、⾳楽が盛り沢⼭。真実も。喜びや悲しみと⾔った感情も」と⾒所を伝えた。
⼥優として映画『⽺たちの沈黙』などに出演し、第92回アカデミー賞では主演⼥優賞及び歌曲賞にもノミネートされた映画『ハリエット』でも監督を務めたレモンズ監督。今回初めて実在の⼈物に焦点を当てた作品のメガホンを取るにあたって「⼿ごわかったし、チャレンジングでした。でも素晴らしい経験でしたし、キャストとスタッフも最⾼でした」と感謝。そして「(ホイットニーは)史上最⾼のミュージシャンであった上に、⽂化的アイコンであり、美しく、努⼒家でもありました。彼⼥の観客との関係性は稀にみるもので、まるで恋とでも⾔えるものでした」そして「彼⼥の⼈⽣の浮き沈みをバランスよく描写するのはとても難しかったです。彼⼥をセレブレートする映画にしました。しかし、すべての⼈⽣がそうであるように、いい時もあれば悪いときもあり、彼⼥も例外ではありません。バランスを慎重にみながら、それも映画に⼊れ込みました」と本作の意図を明かした。
⼤ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』も⼿がけてきた脚本家アンソニー・マクカーテンは「4年前、クライヴ(・デイヴィス)からホイットニー・ヒューストンの映画の脚本とプロデューサーのオファーを受けたこと」が本作を引き受けるきっかけだったと⾔う。そして「彼⼥の話は何度も語られていますが、⾳楽が⽋けていた」ことを知り「⾳楽なしでは彼⼥の⼈⽣は語れないのです。彼⼥は⽐類のない⾳楽の天才でした」と、本作では、これまで語られていなかったホイットニーの側⾯を知り、“⾳楽に全てを捧げた”彼⼥の⼈⽣と⾳楽の熱意に対して向き合うことにチャレンジしたと振り返った。
ホイットニーが 19 歳の時に出会い、最後まで彼⼥の⾳楽パートナーとしてタッグを組んでいた伝説のプロデューサー、クライヴ・デイヴィスも登壇。ボブ・ディラン、ジャニス・ジョプリン、ブルース・スプリングスティーンら多数のアーティストをヒットへと導いてきた彼は「本作こそが皆さんが知りたい、彼⼥はどういう⼈で、何に動機づけられ、何に影響され、何があって早すぎた死に⾄ったのかにしっかりと答えられる映画」と断⾔。これまで作られてきたホイットニーについてのいくつかの作品にも触れ、それらは「センセーショナルな側⾯を中⼼に描くだけで、ホイットニーの全体像を描くことができなかった出来の悪いもの」だったと⼀⼑両断。「まずは⾳楽で彼⼥をセレブレートしましょう」と提案、本作こそ「彼⼥の時代で最⾼の歌唱⼒を持っていたホイットニーの声と⾳楽をセレブレートする、とてもパワフルな映画であり、真実を語っています」と絶賛した。
『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』は12月23日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国の劇場にて公開。
ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY
2022年12月23日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国の劇場にて公開
・US 公開日:12 月23日予定
原題:I WANNA DANCE WITH SOMEBODY
監督:ケイシー・レモンズ 脚本:アンソニー・マクカーテン
出演:ナオミ・アッキー、スタンリー・トゥッチ、アシュトン・サンダース
上映時間:2 時間 24 分
レーティング:PG-12
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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