伝説の歌姫ホイットニー・ヒューストンの半生を描く映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』(12月23日公開)の公開を記念した「ホイットニー・セレブレーション・イベント」が12月15日(木)に開催され、「おいでやすこが」の二人が登壇し、ホイットニーにリスペクトを込めた漫才を披露した。
ビートルズの記録を破り、シングル「Saving All My Love For You」以降 7 曲連続で全⽶シングル・チャート 1 位を獲得した歌姫ホイットニー・ヒューストン。その圧倒的な歌声は「THE VOICE」と称され、アルバムやシングルなどこれまでのトータル・セールスは 2 億枚を超える。さらにグラミー賞 6 冠など 400 を超える受賞歴はギネス世界記録に認定、⾳楽史に残る⼤偉業を成し遂げた。本作はそんな彼⼥の、ジャンルも⼈種も超えた「グレイテストソング」誕⽣の瞬間や、「歌いたい曲を、⾃分らしく歌う」ことに命を燃やした栄光の半⽣を、数々の No.1 ヒットソングとともに臨場感たっぷりに描ききる。主演を務めるのは『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のナオミ・アッキー。
この日行われた公開記念イベントでは、映画のタイトルにもなっているホイットニーの曲「I Wanna Dance With Somebody」のポップな歌声をバックに、お笑いユニットの「おいでやすこが」の二人が登場!「今日のために作ってきた」「ホイットニーが降りてきた」という“歌クイズ”の漫才ネタを二人で披露した。
こがけんが歌い上げる曲の一部を聴いて小田が「なんの歌か?」を当てるシンプルなクイズだが、“答えはホイットニー・ヒューストンの大ヒット曲「I Will Always Love You」と見せかけて、途中でいきなり曲が変調、美空ひばりの「川の流れのように」や、クリスタルキングの「大都会」、CHAGE&ASKAの「YAH YAH YAH 」などを歌い上げていくというクイズが続き、舞台上は混乱状態に。最終問題は明らかに「エンダァ~~~!」と始まり、誰もがホイットニーの名曲と確信した曲は「エンダァ~~~豆」というフレーズで“アイダの健康枝豆”のCMソングという設定だが曲名はなんと「I Will Always Love You」ということで奇跡的に小田が最後に正解するという展開に!
会場を爆笑に包んだ後二人は、本日の衣装についてコメント。こがけんが“革ジャンに白のルーズソックス”という映画のポスターのホイットニーをイメージしたものの、髪型が七三分けの素のままだったために「途中の段階では完全に吉田栄作さんでした」と苦笑い「いや、気持ちはもうウィッニー(※ホイットニーの発音を英語ネイティヴっぽく発音)・ヒューストンでしたね」と開き直り。
続いてシンプルな白シャツにサスペンダーと黒パンツで登場した小田の衣装を司会から誰をイメージしたものか問われた小田は、すかさず「ケヴィン・コスナーやろ!」と大声で叫び、実はホイットニー出演の大ヒット主演映画『ボディガード』で彼女をボディガードするケヴィン・コスナーをイメージしたものであったことが判明。ボディガードならではのアイコン“インカムの透明なイヤホンのやつ”を片耳に装着していることをアピールしつつも「僕、パチンコ屋ホールにしか見えないですけど」と自虐気味。
二人はそれぞれ映画『ボディガード』の主題歌「I Will Always Love You」の思い出についても披露。こがけんは過去に「海外の人の前で一発の瞬間芸みたいな感じでネタをやったんですけど、やっぱウケますからね」と、全世界的に認知されている「エンダァ~~~!」のの威力を振り返り、小田は「ホイットニーは『I Will Always Love You』で知ったパターンなんですけど、ほんまにそっから山のように聞いた」と語り、現在でも「お笑いの番組とかでも、もう絶対何かあったら『エンダァ~~~!』流すでしょ。この何かチャレンジ系で成功したら『エンダァ~~~!』が流れるんですよ。あと、誰かが恋に落ちたときも『エンダァ~~~!』って。だから、世界のメディアの方からも、日本のメディアの方からも愛されてる!」と「エンダァ~~~!」について熱弁した。
映画についての感想を求められたこがけんは「めちゃくちゃ面白かったです」と即答。「全く事前情報を入れずに見たんで。でも、歌のシーンのたびに、もうすごいんですよ。本当に全身であの声を浴びるような体験というか、ライブのような臨場感で、おじさんっていうのもあるかもしれないですけど、歌のたびに涙を流してて。感動しちゃいました。話の筋とか関係なく、そのぐらいすごかったです」と熱弁。
ミュージックビデオの再現シーンや彼女の人生の描き方について「そこもちゃんと描きながら、常に歌手としてのホイットニー・ヒューストンがスポットライトを浴びてる。もうずっとそこにスポットライトを当ててるっていうのがすごくリスペクトを感じます。最高ですよ」と絶賛する。
続いて小田も「ファンの方は、大熱狂間違いない。そこまでホイットニーを知らん人こそ見るべきというか、断片的に覚えてたものが全部繋がっていくので、ほんまに感動した」と述べた後、自身がホイットニーを知ったときは神のような存在だった彼女が、映画を通して「最初は本当にひとりの少女、ほんでひとりの少女を持つ夢を、普通に、実際夢を語ってたとこからスタートで駆け上がっていく。この振り幅が人間やなって思った瞬間に余計にすごいと思いました!」と感動しきりのコメント。
ほか、劇中ハイライトでもある、歴代No1と言われる「スーパーボウル」でのアメリカ国歌独唱の再現シーンや映画『ボディガード』の出演の決め手になったシーンについても言及。特に「スーパーボウル」で常々持っていた謎について映画を通して納得できたことを明かした。
イベントも終盤に差し掛かりに「本日はスペシャルゲストがいらっしゃってます」と紹介を受けた二人。「誰?だれ?」と騒いでいると、なんと、ゴールドのドレスをまとった“ホイットニー・ヒューストン”がホログラムで登場! しかも漫才でもネタにし、トークでも大いに話題にしていた名曲中の名曲「I Will AlWays Love You」をホイットニーが歌い上げる展開に。二人は「ホンモノだ!」「すごい」と、「ホログラム・ホイットニー」の登場に驚きを隠せない様子。
あの名曲を聴き入った後には、「ホログラムということを忘れてしまうぐらいの。いや、これまじです。ほんまにリアルだし、めちゃくちゃ、いい状態のホイットニーさん」と感激。「こんな『スター・ウォーズ』みたいなことができるようになってるんですね」とSFのようだと語り、「いや、すごいっすね。ホログラム!」と絶賛、こがけんの持ちネタである「オーマイガー」を絶妙なタイミングで披露した。
来年1月からこのホログラム・ホイットニーが登場し、生演奏&生ダンサーらも脇を固めて臨場感のあるステージを体験できる「ホイットニー・ヒューストン ホログラム・コンサート」が開催されることを聞かされた二人は「めっちゃ見てみたい!」「すごいと思いますよ。あの歌声を聞けるってことですよね」と期待を語り、こがけんは「ホログラムでいいんで、僕、なんとかコーラスとかで使ってもらえないですかね?」と自身の出演もリクエスト。ちゃっかり自分のアピールもして大好評のうちにイベントは終了した。
映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』は12月23日(金)全国の映画館にて公開。ホログラムホイットニーが登場する「ホイットニー・ヒューストン ホログラムコンサート」は2023年1月26日(木)-28日(土)オーチャードホール(東京)、2023年2月11日(土・祝)~12日(日)愛知県芸術劇場大ホール、2023年3月25日(土)~26日(日)フェスティバルホール(大阪)にて開催される。
ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY
2022年12月23日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国の劇場にて公開
・US 公開日:12 月23日予定
原題:I WANNA DANCE WITH SOMEBODY
監督:ケイシー・レモンズ 脚本:アンソニー・マクカーテン
出演:ナオミ・アッキー、スタンリー・トゥッチ、アシュトン・サンダース
上映時間:2 時間 24 分
レーティング:PG-12
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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