ヴェネチア国際映画祭4冠『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニ監督最新作『いつかの君にもわかること』(2023年2月17日公開)の予告編・ポスタービジュアル・場面写真が一挙解禁された。

余命わずかなシングルファーザーが息子に遺す「新たな家族」とは――

本作は阿部サダヲ主演の『アイ・アム まきもと』として日本でリメイクされた事でも話題になった、『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニ監督が贈る、余命わずかな父親とその息子の絆を描いた感動作。監督が実際の記事から着想を得たという本作は、力強く紡がれた父子の絆を通じて、ヴェネチア国際映画祭をはじめ世界中で涙と感動の評価を受け、米映画レビューサイトRotten Tomatoesでは驚くべきことに100%フレッシュ!を記録している(2022年12月現在)。「生」と「死」という普遍的なテーマから新たに誕生した感動作が、日本中を優しい涙で包み込む──。父親のジョン役を演じたのは、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のジェームズ・ノートン。

今回解禁された予告編は、父親のジョン(ジェームズ・ノートン)が息子のマイケルに起こされる仲睦まじいシーンから始まる。

いつものように手を繋ぎながら保育園へと登園をする二人だが、マイケルから「ぼくのママは?」と質問をされる。咄嗟に「ママは遠くへ行った」と答えたジョンだが、実はシングルファーザーとして、男手ひとつでマイケルを育てている。しかし、余命数か月の難病を抱えており、ソーシャルワーカーからは「養子の件は急いで進めましょう」と言われた通り、自分が生きている間にマイケルの里親を探さなければならなかった。

徐々に病がジョンの身体を侵食していく中、まだ幼いマイケルに対して、どんな生き物でもいつかは死んでしまうという事を教えていく。里親探しを続ける中、「あの子にはどんな家族がいいのか。もし間違ったら…」と葛藤する日々を送るジョン。自分は息子の一番の理解者であり、どの里親が一番良いのかはすぐに分かると思っていたが、その確信は徐々に揺らいでいく。愛する息子とのかけがえのない残りの日々を過ごしていく中で、ジョンは最後にどのような決断を下すのだろうか──。

あわせて解禁となったポスタービジュアルや場面写真では、誕生日ケーキを二人で囲っている幸せそうな様子や、公園のベンチにジョンが一人で座り、思い詰めた表情を浮かべる様子が切り取られている。

『いつかの君にもわかること』は2023年2月17日(金)より YEBISU GARDEN CINEMA他 全国順次公開。

作品情報

いつかの君にもわかること
2023年2月17日(金)より YEBISU GARDEN CINEMA他 全国順次公開

STORY
窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするが……。

監督・脚本:ウベルト・パゾリーニ 出演:ジェームズ・ノートン、ダニエル・ラモント、アイリーン・オヒギンス
2020年|イタリア、ルーマニア、イギリス|英語|95分|カラー|ビスタ|5.1ch|原題:Nowhere Special |字幕翻訳:渡邉貴子|G
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ

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公式サイト https://kinofilms.jp/movies/nowhere-special/

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