フランスの名匠フランソワ・オゾン監督が国民的俳優ソフィー・マルソーと初タッグを組んだ『すべてうまくいきますように』が2月3日(金)より全国公開。このたびソフィー・マルソーのインタビュー映像が解禁となった。映像の最後には、ソフィー・マルソーのお茶目な姿を収めた“NGシーン”も特別に収録されている。

本作はこれまで新作を発表するたびに異なるテーマで観る者を圧倒してきたフランスの名匠フランソワ・オゾン監督が“安楽死”を巡る父娘の葛藤を描いた感動作。『スイミング・プール』(03)の脚本家エマニュエル・ベルンエイムの自伝的小説を基に映画化。すべての人にいつか必ず訪れる“死”をテーマにしながらも、ユーモアを忘れない会話劇とスタイリッシュな映像で、家族の愛とは何か、人生とは何かを軽やかに問いかける、涙と笑いあふれる感動のドラマを完成させた。主演は『ラ・ブーム』(80)の世界的大ヒットでスーパーアイドルとなり、今なおフランスの国民的俳優として愛され続けるソフィー・マルソー。
本作の公開を前にソフィー・マルソーのインタビュー映像が解禁された。カンヌの潮風のなか、日焼け姿のソフィー・マルソーが取材に応じ、自身の役柄や作品のテーマ、フランソワ・オゾン監督との仕事、そしてフランスにおける安楽死の状況についても語っている。
本作についてマルソーは「死と愛と人生について語るシンプルな映画」「人間性にあふれる美しい映画」と答え、「笑えて、泣けて、まさに人生ね」と笑ってみせた。またオゾン監督について話が及ぶと、「彼の監督デビュー作を見た時が始まりね。第1作から傑作だったのよ。それ以来、欠かさず見ている」と、監督の長年のファンであったことを明かしている。
最後に話題は安楽死の話に。マルソーは「フランスで安楽死は非合法だから、自殺をほう助することは禁じられている」と述べつつ、「これを見れば、どう死にたいかを考えるきっかけになるでしょう。普段、話題にしないからこそ意味がある」と、その先の希望を見据えていた。
映像の最後には、インタビューのNG集を特別に収録。インタビュー中に雨風が強くなったり、楽器の音が聞こえてきたり、突然のハプニングを笑って切り抜ける、マルソーのお茶目な姿が映し出された貴重な映像となっている。
『すべてうまくいきますように』は2月3日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ 他公開。
すべてうまくいきますように
2023年2月3日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ 他公開
監督・脚本:フランソワ・オゾン(『ぼくを葬る』『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』)
出演:ソフィー・マルソー アンドレ・デュソリエ ジェラルディーヌ・ペラス シャーロット・ランプリング ハンナ・シグラ エリック・カラヴァカ グレゴリー・ガドゥボワ
2021│フランス・ベルギー│フランス語・ドイツ語・英語│113分│カラー│アメリカンビスタ│5.1ch│原題:Tout s'est bien passé│字幕翻訳:松浦美奈│映倫区分:G
© 2020 MANDARIN PRODUCTION – FOZ – France 2 CINEMA – PLAYTIME PRODUCTION – SCOPE PICTURES
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ
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