イギリスの旬な演劇が日本の映画館で観られるシリーズ、ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)の人気作品『かもめ』『レオポルトシュタット』『ストレイト・ライン・クレイジー』の3作品の特別上映が各地で行われる。

『かもめ』
©️Marc Brenner
『ストレイト・ライン・クレイジー』は名優レイフ・ファインズが主演

上映されるのは、名優レイフ・ファインズが主演する『ストレイト・ライン・クレイジー』、日本の新国立劇場で昨年早くも日本版が上演され話題になった『レオポルトシュタット』の英国オリジナル版、そして大ヒットドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』で一躍世界的人気女優となったエミリア・クラークが主演する『かもめ』。

それぞれの上映日と公開場所、作品情報は以下にて。

3/25(土) 1日のみ上映 『ストレイト・ライン・クレイジー』 高知県民文化ホール
3/31(金)〜4/6(木) 『レオポルトシュタット』 吉祥寺オデヲン
3/31(金)〜4/13(木)  『かもめ』 シネ・リーブル池袋

作品情報

『ストレイト・ライン・クレイジー』

『スカイライト』の劇作家デヴィッド・ヘアの最新作をニコラス・ハイトナーが演出。映画『シンドラーのリスト』の名優レイフ・ファインズが、世界都市ニューヨークのマスタービルダー(創造主)と呼ばれた男、ロバート・モーゼスに扮する。

©️Manuel Harlan

作:デヴィッド・ヘア(NTLive『スカイライト』)
演出:ニコラス・ハイトナー
主演:レイフ・ファインズほか
ストーリー:
ロバート・モーゼスは権力者を操りNYの労働者の生活を向上させるために40年間、尽力してきたが、彼と対立する考えの抗議団体が現れ、民主主義の弱点が露呈することに…。

『レオポルトシュタット』

映画『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞脚本賞を受賞するなど英国を代表する劇作家トム・ストッパードが、自身の家族の歴史から着想を得た脚本が待望の舞台に。あるオーストリア系ユダヤ人家族を、第二次世界大戦までの50年間に渡り描く壮大な家族ドラマ。

©️Marc Brenner

作:トム・ストッパード(NTLive『ハード・プロブレム』)
演出:パトリック・マーバー(NTLive『ヘッダ・ガーブレル』)
装置:リチャード・ハドソン 衣装:ブリジット・ライフェンシュテュール
照明:ニール・オースティン(トニー賞・オリヴィエ賞受賞照明デザイナー)
音楽:アダム・コーク
出演:エイダン・マクアードル、フェイ・キャステロー、セバスチャン・アルメスト、アーティー・フルーシャンほか
ストーリー:
20世紀初頭、レオポルドシュタットはウィーンの古いユダヤ人街として賑わっていた。製造業を営むヘルマン・メルツは、カトリック教徒のグレーテルと結婚し、洗礼を受けたユダヤ人として出世した。トム・ストッパードの壮大なドラマの中心となるのは、メルツ家のアパートに集まったヘルマンの親戚たちだ。彼らの人生は、国を取り巻く戦争、革命、貧困、ナチスドイツへの併合、そしてオーストリアのユダヤ人にとっては6万5千人が殺害されたホロコーストなどの混乱に翻弄される。

『かもめ』

アントン・チェーホフの愛と孤独の物語を21世紀にアレンジした作品で、『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラークがウエストエンドに初登場/初主演した。

©️Marc Brenner

作:アントン・チェーホフ 脚本:アーニャ・リース
演出:ジェイミー・ロイド
出演:エミリア・クラーク、トム・リース・ハリーズ(『ホワイトラインズ』)、インディラ・ヴァルマほか
ストーリー:
名声を欲し現実からの逃げ場を求める若い女性。憧れの女性を追い求める若い男。成功した作家は達成感を求めている。時代を変えるために戦いたい女優。田舎にある孤立した家では、夢は散り、希望は打ち砕かれ、心は傷つく。行き場のない思いは、互いにぶつかり合うしかないのか…。さまざまな思いが交差するドラマ。

日本公式HP  http://www.ntlive.jp

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