フランス時間2023年5月16日から27日まで開催される「第76回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門など上映ラインアップが発表され、是枝裕和監督の『怪物』がコンペ部門に、北野武監督の『首』がカンヌ・プレミア部門で上映されることになった。また、アウト・オブ・コンペ部門ではレオナルド・ディカプリオ主演の『Killers of the Flower Moon(原題)』などがお披露目される。

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コンペティション部門には他にナンニ・モレッティ、ウェス・アンダーソン、ワン・ビン、アキ・カウリスマキ、マルコ・ベロッキオ、ヴィム・ヴェンダース、ケン・ローチら世界の名匠の新作がずらり並ぶ。ちなみにヴェンダース監督の作品は日本で撮影した役所広司主演のもの。ラインナップは以下の通り。
「A Brighter Tomorrow」 (ナンニ・モレッティ監督)
「About Dry Grasses」 (ヌリ・ビルゲ・ジェイラン)
「Anatomy Of A Fall」 (ジュスティーヌ・トリエ)
「Asteroid City」(ウェス・アンダーソン)
「Banel Et Adama」 (ラマタ・トゥレイ・シー)
「Club Zero」 (ジェシカ・ハウスナー)
「Fallen Leaves」 (アキ・カウリスマキ)
「Firebrand」 (カリム・アイヌーズ)
「Four Daughters」(カウテール・ベン・ハニア)
「Jeunesse」(ワン・ビン)
「La Chimera」(アリーチェ・ロルヴァケル)
「La Passion De Dodin Bouffant」(トラン・アン・ユン)
「Last Summer」(カトリーヌ・ブレイヤ)
「May December」(トッド・ヘインズ)
「怪物」(是枝裕和)
「The Old Oak」(ケン・ローチ)
「Perfect Days」(ヴィム・ヴェンダース)
「Rapito」(マルコ・ベロッキオ)
「The Zone Of Interest」(ジョナサン・グレイザー)
またアウト・オブ・コンペ部門ではマーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の『Killers of the Flower Moon』や、マイウェン監督、ジョニー・デップ主演の『Jeanne du Barry』 、そしてジェームズ・マンゴールド監督の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』がお披露目される。
他にプレミア部門では北野監督の『首』のほか、「ミツバチのささやき」のヴィクトル・エリセ監督31年ぶりの新作『Cerrar Los Ojos』も上映される。スペシャル・スクリーニングでは上映時間4時間に及ぶというスティーヴ・マックイーン監督のドキュメンタリー『Occupied City』の上映も注目されている。