トッド・フィールド監督&ケイト・ブランシェット主演の驚愕のサイコスリラー『TAR/ター』が5月12日(⾦)より公開。このたびケイト・ブランシェット演じる天才指揮者ターがパワハラまがいの威圧的な言動で⽣徒を追い詰めていく講義シーンの本編映像が解禁された。

本作は2度のアカデミー賞受賞経験を持つケイト・ブランシェットが主演を務め、 『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』でアカデミー賞脚色賞に連続ノミネートされたトッド・フィールド監督が16年ぶりにメガホンを取った待望の新作。天才的な⼥性指揮者リディア・ターを主人公に描く驚愕のサイコスリラーだ。本年度アカデミー賞では作品賞・監督賞・主演女優賞など主要6部門にノミネートされるなど世界の映画賞を席捲し、「ケイト・ブランシェット史上最⾼傑作(EMPIRE)」「不協和⾳の刺客(The Guardian)」「極上の毒に痺れる(Chicago Sun-Times)」など絶賛評が寄せられた。⾳楽は『ジョーカー』でアカデミー賞作曲賞を受賞した気鋭のチェリストであり、作曲家のヒドゥル・グドナドッティルが担当し、全編を美しいスコアで彩る。
このたび解禁された本編映像は、ジュリアード⾳楽院で講義中のターが、⼊学したての1年⽣の⽣徒の不⽤意な発⾔を聞き逃さず、問い詰めるシーン。
⽣徒は差別的な時代で活動したバッハの⾳楽に嫌悪感を持っていたが、ターはそんなまだ若い⽣徒の素朴な意⾒を理解し、導く気はさらさらなく、「理屈重視で権威に歯向かうには問題が。もしバッハの才能が、性別や出⾝国で格下げされるようならあなたも同様よ」と、容赦なく追い詰めていく。天才的でストイックなターの圧倒的な⾃信と傲慢な態度、そして彼女の授業のヒリつく空気感を、圧巻の⻑回しで映し出したシーンとなっている。自分にも、生徒にも完璧を求める天才マエストロ、ターをいったいこの後何が待っているのか?
『TAR/ター』は5月12日(金)TOHO シネマズ日比谷他全国ロードショー。
TAR/ター
2023年5月12日(金)TOHO シネマズ日比谷他全国ロードショー
STORY
世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功する。今や作曲家としても、圧倒的な地位を手にしたターだったが、マーラーの交響曲第 5 番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時、かつてターが指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは、追いつめられていく──
監督・脚本︓トッド・フィールド『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』
出演︓ケイト・ブランシェット『ブルー・ジャスミン』、ノエミ・メルラン『燃ゆる⼥の肖像』、ニーナ・ホス『東ベルリンから来た⼥』、ジュリアン・グローヴァー『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』、マーク・ストロング『キングスマン』
⾳楽︓ヒドゥル・グドナドッティル 『ジョーカー』(アカデミー賞作曲賞受賞)/撮影︓フロリアン・ホーフマイスター/編集︓モニカ・ヴィッリ
原題︓Tár/アメリカ/2022年/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/159分/字幕翻訳︓⽯⽥泰⼦ 配給︓ギャガ
© 2022 FOCUS FEATURES LLC.
公式サイト https://gaga.ne.jp/TAR