キアヌ・リーブス主演の大ヒットシリーズ最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』が9月22日(金)より全国公開。このたび、本作の監督チャド・スタエルスキが来日し、9月13日(水)に舞台挨拶プレミアが実施された。また公開&来日を祝してレジェンドアクション俳優・藤岡弘、そして東京五輪金メダリストで、来年のパリ五輪の代表選手としても内定している阿部詩も登場し、舞台挨拶プレミアを盛り上げた。
2015年に日本公開された1作目『ジョン・ウィック』、2017年の『ジョン・ウィック:チャプター2』、そして2019年の『ジョン・ウィック:パラベラム』と、公開される毎に前作の全世界興行収入を倍々近くに更新し続けてきた『ジョン・ウィック』シリーズ。最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』では、数々の伝説で裏社会を震撼させてきた最強の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)が、遂に裏社会を支配する組織との決着に動き始める!
この日行われた来日舞台挨拶プレミアでは、『ジョン・ウィック』シリーズ生みの親で最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』をひっさげて来日したチャド監督が、ファン約40人が待ち受けるレッドカーペットに登場。チャド監督が日本の地に降り立ったのは、前作『ジョン・ウィック:パラベラム』以来4年ぶり4度目。チャド監督はファンにサインしたり写真を撮ったりしながら笑顔を振りまき、「歓迎してくれて本当にありがとう!また日本に戻ってこられて嬉しいよ」と喜んだ。
その後実施された舞台挨拶プレミアでは、客席の通路を通ってチャド監督が華々しく登場。主演のキアヌ・リーブスについて聞かれると「キアヌとは本シリーズを4本撮ったわけだけれど…まあまあだね!」とジョークを発しながら「今回本作のPRのために来日できず、キアヌもがっかりしていたよ。でも彼からは『みんな愛している。そして幸運を祈っている』という伝言を受け取ってきた」と報告した。
チャド監督はキアヌを「ハートも意思も強い男」と評し、「今回のために彼は1年かけてトレーニングをし、ヌンチャクを学び、そしてドライビングテクニックを鍛えるために5か月も特訓を重ねた。この映画が素晴らしいのは、すべてキアヌの努力と練習のおかげだね」とリスペクトを表現した。
シリーズ4作目にして念願の日本ロケが実現したことについては「キアヌと僕は日本の漫画、アニメ、黒澤明監督、『座頭市』などに影響を受けている。これまでのシリーズを観ても日本の影響を感じられたと思う。そして今回は幸運かつお金もあったので日本での念願の撮影が叶ったわけだね」と喜びを噛みしめていた。
キアヌもさることながら、本作には真田広之やドニー・イェンら実力派も顔を揃えた。チャド監督は「彼らレジェンド級の俳優と仕事をする場合、私は彼らのありのままが出せる場を作ること意識している。すると彼らは最高のものを出してくれるからね。今回の私のミッションは、彼らの素晴らしいアクションシーンを作ることだった」と演出術を明かし「要するに、彼らが素晴らしいのは私のお陰ということだね!」と茶目っ気たっぷりに語った。
そんな中、花束ゲストとして『ジョン・ウィック』シリーズを全作見ているほどの大ファンという藤岡と阿部がステージに登壇。藤岡は劇中で展開されるアクションを褒めちぎりながら「今回は特に素晴らしい。アクションはプロ対プロのリアルなアクションが随所にちりばめられており、息をつかせぬ速い展開がある。銃の扱い、カーアクション、日本の刀剣や武道や総合格闘技、そのすべての扱いが素晴らしい」と大興奮。
阿部も「すべてのアクションが魅力的。柔道も入っていたりして迫力があって瞬きが出来ない。ジョン・ウィックは強い人で私も憧れています。大好きな作品の監督にお会いできて嬉しい」と喜色満面。二人からの絶賛コメントにチャド監督は「格闘家であるお二人にそこまで褒めてもらえるなんて…。心から嬉しい」と深々と頭を下げていた。
一方、チャド監督に詳しい阿部は「本作において、ご自身の格闘家としての経験は活かされましたか?」と質問。これにチャド監督は「キアヌたちに比べたら私なんて低レベル」と謙遜しつつ「ただ私の格闘経験という背景によって、同じ言語を語ることが出来た。格闘技経験があることで私は体の動きというものを理解しているので、アクションのコミュニケーションをとる上で役に立った」と明かした。
最後は日本での大ヒットを祈願して3人で鏡開き。チャド監督は劇場公開を楽しみにしている日本のファンに向けて「今日は客席に日本のスタントチームが来てくれている。彼らは素晴らしい仕事をして、たくさん倒れてくれた。…というか映画そろそろ観たいよね?日本の皆さんありがとう!早く映画を観てください!」と呼び掛け、盛大な盛り上がりの中イベントは終了した。
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は9月22日(金)全国公開。
プロフィール
チャド・スタエルスキ監督
2014年、キアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』で映画監督デビュー。2017年に『ジョン・ウィック:チャプター2』、2019年『ジョン・ウィック:パラベラム』を監督。最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の監督も務めた。『マトリックス』でキアヌのスタントダブルを務め、『マトリックス レザレクションズ』には出演をしている。スタントスタジオ「87 イレブン」も自ら設立。今後『Ghost ofTsushima』、『レインボーシックス』などの監督作が控える。
ジョン・ウィック:コンセクエンス
2023年9月22日(金)全国公開
STORY
裏社会の掟を破り、粛清の包囲網から生還した伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。地下に身を潜めながら、全てを牛耳る組織:主席連合から自由になるために立ち上がった。組織内での勢力拡大を狙う若き高官、グラモン侯爵は、これまで聖域としてジョンを守ってきたニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破、ジョンの旧友でもあった盲目の達人ケインを強引に引き入れ、ジョン・ウィック狩りに乗り出す。そんな中、日本の友人、シマヅの協力を求めてジョンが大阪のコンチネンタルホテルに現れた…
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーブス ドニー・イェン ビル・スカルスガルド ローレンス・フィッシュバーン 真田広之 リナ・サワヤマ ほか
配給:ポニーキャニオン
原題:JOHN WICK:CHAPTER4(2023/アメリカ)
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