アンソニー・ウォン主演、孤独なタクシー運転手と難民の少年の心の交流を描く感動作『白日青春－生きてこそ－』予告編解禁

香港の名優アンソニー・ウォン主演の感動作『白日青春－生きてこそ－』が2024年1月26日（金）より全国順次公開。このたび予告編と場面写真が解禁された。

本作は『インファナル・アフェア』（2002）『ハムナプトラ3　呪われた皇帝の秘宝』（2008）『淪落の人』（2018）等に出演する香港を代表する名優アンソニー・ウォンが孤独なタクシー運転手チャン・バクヤッ（陳白日）を演じる感動のヒューマンドラマ。ワケあって息子と距離のあるバクヤッと、香港に住む難民の少年が心を通わせていく姿を描く。難民申請をしたパキスタン人の両親の下、香港で生まれた少年ハッサン役には本作が初めての映画出演となるパキスタン出身で香港在住の少年サハル・ザマン。

このたび解禁された予告編では、実の息子とうまく関係を築けなかったアンソニー・ウォン演じるバクヤッがパキスタン人で難民の少年ハッサンとの心の交流を通じて生きる意味を見出していく姿が描かれ、静かな感動を誘う映像となっている。

香港は難民の国際中継地であり、毎年、数千人の難民がこの街で政府の承認を待っている。パキスタンから香港にやって来た両親の下に生まれ、香港で育ったハッサンの夢は家族とともにカナダに移住すること。だが、突然の交通事故で父親が命を落としてしまい、彼の夢も打ち砕かれた。チャン・バクヤッ（陳白日）は1970年代に中国から香港に密入境し、現在はタクシー運転手として働いている。父親を失ったハッサンは、難民で構成されたギャングに加わるしかなかったが、警察によるギャング対策に巻き込まれ、追われる身となってしまう。バクヤッはハッサンの逃亡を手伝うことを決心し、二人の間には絆が芽生え始める。

登場人物のほとんどが、祖国ではない香港で生きる場所を探しもがいている人々。その中で、バクヤッとハッサンが心を通わせ始める姿が、難民問題を抱える香港の片隅に生きる人々の小さな希望として心に光を灯してくれる。

あわせて場面写真も解禁。世代や民族の違いを超え、実の親子では築けなかった絆が芽生え心通わすバクヤッとハッサンを切り取った場面や、バクヤッとハッサンそれぞれの家族との距離を感じさせるシーンなど、感動のドラマを期待させる場面カットとなっている。

『白日青春－生きてこそ－』は2024年1月26日（金）シネマカリテ他全国順次公開。