ドキュメンタリー映画『犬は歌わない』が6月12日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国各劇場にて公開。このたび小説家・古川日出男ら著名人からのコメントと、犬の目線で撮影された本作の過程を紹介するメイキング映像が公開。また6月10日(木)にはオンラインイベントが開催されることも決定した。

犬を取り巻くこの社会を宇宙開発計画のアーカイブと地上の犬目線で撮影された映像で描く

本作は宇宙開発、エゴ、理不尽な暴力、犬を取り巻くこの社会を宇宙開発計画のアーカイブと地上の犬目線で撮影された映像によって描き出す、モスクワの街角と宇宙が犬たちを通して交差する新感覚のドキュメンタリー映画。

1950年代、東西冷戦の時代。ソビエト連邦は宇宙開発に向けて様々な実験を繰り返していた。その中の一つがスペース・ドッグ計画。世界初の“宇宙飛行犬”として飛び立ったライカは、かつてモスクワの街角を縄張りにする野良犬だった。宇宙開発に借り出された彼女は宇宙空間に出た初の生物であり、初の犠牲者となった。

時は過ぎ、モスクワの犬たちは今日も苛酷な現実を生き抜いている。そして街にはこんな都市伝説が生まれていた。「ライカは霊として地球に戻り、彼女の子孫たちと共に街角をさまよっている——」。

「Space Dogsは神話の美しさを湛えている」

このたびライカを深く知る著名人たちからのコメントが到着。小説家の古川日出男は「野良犬が大気圏外に出る。宇宙犬がストリートに生きる。そして交錯する60年以上前のモスクワと現代のあなた。あなたは犬か?あなたは野生か?」とコメント。人類学者の中沢新一は「Space Dogsは神話の美しさを湛えている」と語っている。

また『犬は歌わない』オンラインイベントとして「監督両名に直接聞く!宇宙犬(スペース・ドッグ)のこと!」が6月10日(木)に開催されることも決定。イベントではエルザ・クレムザー&レヴィン・ペーター両監督を迎え、批評家の金子遊が作品の見所を聞き出す。

『犬は歌わない』オンラインイベント
「監督両名に直接聞く!宇宙犬(スペース・ドッグ)のこと!」
日時:6月10日(木) 21時開始 22時終了
参加者:エルザ・クレムザー&レヴィン・ペーター監督
    金子遊(批評家)
視聴リンク:https://youtu.be/E4sFH5AFSoc

さらに本作のメイキング映像も公開。犬の目線から描かれるあの独自の映像美はいかに作り出されたのか。監督や制作会社に許可を受けて公開されたのは、その知られざる撮影の裏側を捉えたもの。モスクワの街角を昼夜問わず駆け巡った監督やスタッフの勇姿が確認できる。

著名人たちからのコメント一覧

●野良犬が大気圏外に出る。宇宙犬がストリートに生きる。
そして交錯する60年以上前のモスクワと現代のあなた。
あなたは犬か?あなたは野生か?
――古川日出男(小説家)

●野良犬にとって地上の生は過酷だが、宇宙犬たちにとっても宇宙空間に出ていくのはさらに過酷だった。ロシアでは過酷さの中から信じられないほどに美しいポエジーが生まれてきた。
Space Dogsは神話の美しさを湛えている。
――中沢新一(人類学者)

●地球があるということ。
そこに生命があるということ。
そのなかに、私たち人間がいるということ。
物事の多様性、そして生き方の多様性をフィルターとし、事実から目を背けないこと。
それは善悪をジャッジすることではなく、ただ真摯に実直に命を生きたいと願う本能なのだと、この映画を見て感じました。
――沖メイ(ミュージシャン)

●まるでタルコフスキーが監督したディズニー映画
――CineVue

●別の惑星で撮ったような魅力的なビジュアルに満ちあふれている
――The NewYork Times

作品情報

犬は歌わない
6月12日(土)より東京・シアター・イメージフォーラム、神奈川・あつぎのえいがかんkiki
にて公開
また、大阪・シネ・ヌーヴォ、京都みなみ会館、名古屋・シネマテーク、横浜・ジャックアンドベティ、富山・ほとり座、兵庫・神戸アートビレッジセンター、沖縄・桜坂劇場ほか全国順次公開

監督・プロデューサー:エルザ・クレムザー&レヴィン・ペーター
ナレーション:アレクセイ・セレブリャコフ/撮影監督:ユヌス・ロイ・イメル
音楽:ピーター・サイモン&ジョナサン・ショア/編集:ヤン・ソルダット、ステファン・ベヒャンガー/2019年
オーストリア・ドイツ/DCP/91min/カラー・モノクロ/DOLBY SRD 5.1
後援:オーストリア大使館・オーストリア文化フォーラム

配給:ムーリンプロダクション

©Raumzeitfilm

公式HP:http://moolin-production.co.jp/spacedogs/

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