西暦2024年を舞台にしたSF黙示録ブラック・コメディ『少年と犬』が5月19日(金)より公開。このたび、カルチャー界のアイドル犬モコゾウよりテレパシー絶賛コメントが到着。あわせて、主人公の少年と相棒のテレパシー犬が映画館に行くシーンの本編映像が解禁された。

1976年サターン賞最優秀男優賞とヒューゴー賞最優秀映像部門賞を受賞した本作は、西暦2024年の荒廃した地球を舞台に、少年とテレパシー犬のさまよえる旅が描かれる異色のSF黙示録ブラック・コメディ。1975年製作の本作は日本では劇場未公開となっていたが、映画の舞台となっている「この世が終わるとされる2024年」を目前に控え、緊急の日本劇場初公開となる。
監督は、バイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパー監督作品の常連俳優として知られるL・Q・ジョーンズ。少年ヴィックを演じるのは、当時25歳のドン・ジョンソン。後に主演を務めたTVドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」(84-89)で渋さと色気を振りまき一躍スターダムに。彼の若く初々しい姿が観られる点にも注目だ。テレパシー犬ブラッドの深みある声を担当しているティム・マッキンタイアは声の出演以外に音楽も担当。エンディングでは歌唱も披露している。
このたび、本作にカルチャー界のアイドル犬モコゾウくんよりなんとテレパシーコメントが到着した。モコゾウは2016年12月27日生まれの男の子。お母さんはシーズー、お父さんはポメラニアンのミックス犬。特技は夕方のチャイムに合わせての歌唱。好きなものはトイレットペーパーの芯。好物は安納芋。インスタグラム@usuix(https://www.instagram.com/usuix/)での人気をきっかけに、雑誌やCM・広告への出演、さらに様々なグッズやカプセルトイにもなっているほか、数々のアーティストがモコゾウをモデルにアート作品を制作するなど大きな注目を集めている。イラストレーター本秀康の愛犬だ。今回、少年ヴィックの相棒として活躍する犬ブラッドの名演に感銘を受けた様子で、「先輩のワンダフルな名演技に脱帽です」と絶賛している。コメント全文は以下にて。
あわせて解禁された本編映像は、略奪が日常化している近未来の荒野で、放浪軍団から食料を盗むことに成功した後のふたりの姿を映した場面。モコゾウくんのコメントにある“ヘソ天で寝る相棒犬ブラッドの姿”を映しているシーンだ。
あたりが暗くなり始めた夕暮れ時に、少年ヴィックと相棒犬ブラッドは気分良く仰向けに寝転がっている。「この後、遊びに行こう」と言う少年ヴィックに対して、相棒犬ブラッドは「ポップコーンも食べたい」と主張。映画館へ向かうことに。

ポップコーンがたくさん入ったドラム缶を前に再度ブラッドは「ポップコーンが欲しい」とヴィックに訴えてみるが、「金がないから我慢しろ」と言って、ポップコーンを買ってもらえない。映画館の前方席に仲良く並んで座るふたりだったが、「ポップコーンなしで映画とは」とがっかりするブラッドを捉えつつ、映画が始まるまでを捉えている。この後、ブラッドはどうやってポップコーンにありつくのか、気になる続きは劇場で確認してみよう。
『少年と犬』は5月19日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。
モコゾウのテレパシーコメント
(モコゾウがテレパシーで伝えてきた感想を育ての母が代筆)
相棒犬ブラッド先輩、どんな時代でも犬と人はやっぱり最高のパートナーなんですね!
先輩のワンダフルな名演技に脱帽です。
世界が荒廃した地獄のような状況でも、ヘソ天で寝られる先輩のようなカッケー男に僕もなりたい。
あと、先輩が食べてたポップコーンがめちゃくちゃおいしそうでした!
それにしても、なんで人間は戦争をやめないんですかね?
少年と犬
2023年5月19日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開
監督:L・Q・ジョーンズ 原作:ハーラン・エリスン
出演:ドン・ジョンソン、スザンヌ・ベントン、ジェイソン・ロバーズ
1975年/アメリカ映画/90分/カラー/シネマスコープ/原題:A Boy and His Dog/PG12
キングレコード提供 アンプラグド配給
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